
どうも、nickです。
書籍レビューの回です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は「お金か人生か――給料がなくても豊かになれる9ステップ」という書籍の中にある「生命エネルギー」と「時間とお金の見直し方」について語っていきます。
生命エネルギーとは?

本書で語られる「生命エネルギー」とは、その仕事にどれだけの時間を奪われているかを示す数値になります。
その仕事で得られるお金と奪われる時間のバランスを確認するための指標になります。
生命エネルギーの値を計算するためには「実質時給」を調べる必要があります。
通常の時給計算は、おおよそ次のようにすると思います。
月の給与額(手取り)÷労働時間
今回はきびしく計算するため社会保険費や年金などの額はあえて差し引いて考えてきます。
nickのシフト仕事の場合で計算すると、次のようになります
10万(手取りおおよそ)÷132時間=約750円
それぞれの値を元に話を進めていきます。
生命エルギーの計算方法
本書で語られている生命エネルギーの計算方法は次の通りです。
①実質月給の計算
実質月給の計算方法は次のとおりです。

ざっくり言いますと、その仕事をするためにかかっているお金を月給から引いていきます。
仕事に必要な経費ですと、次のようなものが上がってくると思います。
例)昼食代、自腹の事務用品、職場でのストレス解消のための飲酒など
また仕事に行くための通勤費で言いますと、電車代やガソリン代などがあると思います。
このようにその仕事に就いていなければ買わないもの、やらない行動などをリストアップしてまとめます。
そして、それぞれまとめた金額を、手取りの月給から引いていきます。
②実質勤務時間
実質勤務時間の計算方法は、次の通りです。

あくまで職場にいる時間なので、休憩時間も足してください。
同様に通勤時間も足していきます。
そして、ストレス解消のための時間も足してください。(旅行やギャンブルなどなど)
Life Cycleというアプリを使うと、GPSで勝手に通勤時間や職場にいる時間を測ってくれます。

実質時給の計算
①、②を使った実質時給の計算方法は次の通りです。
実質時給=①➗②
この計算方法で計算すると、nickのシフト仕事の実質時給は500円を下回っていました。
通常の時給計算の約3分の2程になってしまいました!

厳しめに計算したとはいえ、結構ショックでした。
100円稼ぐための生命エネルギー
ここからさらに、その仕事で100円稼ぐための生命エネルギーを計算してみます。
100円稼ぐための生命エネルギー(分)=6000➗実質時給
本書では1ドル換算でしたが、わかりやすくするために100円換算になるように計算します。
nickが働いているシフト仕事で計算場合は12.5分になりました。
つまり、シフト仕事をするための約12分間が100円に変換されているということになります。
この100円稼ぐための生命エネルギーを使って、家賃を稼ぐためにどれだけの時間をその仕事に割いているかを調べてみます。
例)家賃3万円の家に住むための生命エネルギー(時間)
nickの例をもとに、家賃3万円の家に住むためにはどれだけの生命エネルギーを割いているかを計算してみます。
計算方法は次のようになります。
3万➗100✖️100円稼ぐための生命エネルギー➗60
nickの場合で計算すると
3万➗100✖️12.5➗60=62.5時間
今のシフトの仕事で家賃3万円の家に住むためには、62.5時間シフト仕事のために自分の時間をささげなければならない事になります。
わりに合っていると感じるか否かが大事

ここで大切になるのは、実質時給がいくらであるか、生命エネルギーの値がいくつなのかではありません。
数字を見た時に、割に合っていると感じるかどうかが重要になります。
nickは正直、割に合わないと感じました。
楽器のレッスンの方が稼ぎは少ないが、nick的には割に合っていると感じました。

ちなみに楽器レッスンにおける100円稼ぐための生命エネルギーは5.7分でした。
シフト仕事とは倍以上の違いです。
お金と時間との関わり方を見直す

生命エネルギーを算出してみてわかることは、同じ労働時間や給与額でも、通勤時間や労力によっては生命エネルギーのスコアが下がるということになります。
ですから、転職することで今よりも実質時給を上げることができるかもしれません。
または、実はそんなに働かなくてもいいこともわかるかもしれません。
それだけではなく、身の回りの出費が割に合わなく感じるかもしれません。
生命エネルギーを計算してみたnickの場合は、いかにシフトの仕事を減らして楽器のレッスンの時間を増やすかを考えていこうと結論づけました。
生命エネルギーのスコアを下げるには?

生命エネルギーのスコアを下げるには、通勤時間と交通費のバランスを整える必要があります。
考えられる案として次のような案があります。
- 通勤時間を減らして交通費を増やす
- 交通費を減らして通勤時間を増やす
- 勤務時間を減らして単価を上げる
- 勤務時間が短く、単価の高い仕事を2つ掛け持ちするなど
- タバコや衝動買い、暴飲暴食をしなくてもいい職に転職する
実はnickも、教員を辞めたらパタリと飲酒しなくなりました。
あまり感じてはいませんでしたが、多大なストレスを抱えていたということなのでしょうか?
じゃあどうする?

では私たちはどのようにこれらの課題に立ち向かっていけばいいのでしょうか?
nickが考えるいくつかの案をまとめてみました。
移動時間を減らすor何かする
1つは移動時間を減らすor何かするという案です。
例えば、移動時間の短い仕事に転職してしまうことが1つ挙げられます。
ですが、これはなかなか簡単には実行できないかもしれません。
今ある環境を変えられないのでしたら、電車やバスの移動時間にパソコンで作業したり読書をするなどの対策があるでしょう。
車移動ならオーディブルなどの音声サービスを使い、耳で勉強するという方法もあります。
出勤方法を電車やバスに変えるというアイディアもあると思います。
いずれにしても、無駄な時間をなくすことを考えてみるといいでしょう。
勤務時間になにかする
もう一つは「勤務時間内で何かをする」です。
例えば、昼食休憩で食事をせずに何か作業をするなどが考えられます。
あるいは、スキマ時間でブログのネタ出しなどでしょうか?
こっそり副業をやるというのも1つのアイディアだと思います。
兎にも角にも、ただの移動時間やロスタイムを無駄にしないための工夫が必要であります。
人に与えられた時間は有限です。
人生で与えられた時間を、どんなことで埋めるのか?
それが本書からnickが学んだことになります。
まとめ

今回のまとめは次のようになります。
・生命エネルギーとは、その仕事にどれだけの時間とお金を割いているかの指標である
・生命エネルギーを計算するためには、その仕事をするためにかけている経費や時間を調べる必要がある
・大切なのは、出てきた指標を見て割に合っていると感じるかどうかである
・スコアを見直すためには、無駄な経費や時間を見直してみるとよい
この本を読んだことでnickは今のシフトの仕事を減らして、レッスンや楽譜の作成などの仕事で生活できるようにしようと思い、行動することができました。

現在nickは「ココナラ」のサイトにて、楽譜の作成サービスを承っています。

お金と時間の関わり方については、本書でより詳しく解説がなされています。
電子書籍などでも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください。

いかがだったでしょうか?
他にも音楽のレビュー、や旅の写真も紹介しております。
よろしければそちらもご覧ください。
ツイッター、インスタグラム、YouTubeチャンネルも宜しくおねがいします。
( `Д´)/ジャマタ
※このほかの書籍レビューは↓からどうぞ。

コメント