
どうも、nickです。
書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は今中健二氏の「胃のむくみ」をとると健康になるレビューします。
本書は、「胃に負担をかけない」という観点で書かれた健康本になります。
特に水分の取りすぎと、そこから起こる体調不良について書かれております。
そこで今回は、本書を読んでnickが考えたコロナに負けないための3つの思考法を解説したいと思います。
コロナに負けない体つくりのための3つの思考法
本書を読んで感じた、コロナに負けない体つくりのための3つの思考法は次のとおりです。
- ミニマルな思考で最適化
- 「アウトプット」が大事
- 自分の体は自分で治す
順に解説していきます。
ミニマルな思考で最適化

1つ目は「ミニマルな思考で最適化」です。
筆者は、中国医学(中医学)と現代の西洋医学との違いを次のように説明しています。
現代人は「プラス思考」で、とかく栄養を「より多く」摂り込もうとします。 サプリメントしかり、健康食品しかり、筋トレ愛好者のプロテインしかり……。 けれども、現代において本当に重要なのは、よい意味での「マイナス思考」、つまり「引き算」のアプローチです。
今中健二:「胃のむくみ」をとると健康になる
ここでミニマリズムの考え方が出てくることに驚きました。

禅の思想にも「引き算」の考え方があるので、なのかつながりがあるのかも知れません。
中医学に代表される東洋医学は、「治す」のではなく「予防」するという観点に重きを置かれています。
西洋医学が行うのは「治療」。手術や投薬など、外部からの介入によって「とにかく患部の症状を取り除くこと」を目指します。 一方、中医学で行うのは「治療」ではなく、「治理」。「治理」とはマネジメント、すなわち「物事を整えること、安定させること」という意味の言葉です。 つまり、中医学は「患部をとにかく治すこと」ではなく、「体全体を整理整頓させること」に主眼を置きます。それこそが、中医学の極意といってもよいでしょう。
今中健二:「胃のむくみ」をとると健康になる
このように、病気の一歩手前(未病)の状態を整えることが大事であると筆者は説いています。
そして、胃を大切にすることが特に重要であるとおっしゃられています。
そして、本書の中では食事量だけでなく水分量も現代人は取り過ぎていると語られています。
サインは舌で判断

本書で水分量を測る方法として、舌の状態を見ることでわかると書かれています。
具体的には、水分をとり過ぎのサインと水分を取るべきサインの2種類に分かれます。
水分をとり過ぎであるサインは、次のとおりです。
- ぼてっと分厚くなっている
- 表面がビチャビチャしている
- 歯型でデコボコしている
逆に、水分の補給が必要なサインは、次のとおりです。
- 白い苔がまだらになっている
- 表面がひび割れて見える
- 指で触っても水がつかない or ザラザラしている
なお、本書では具体的な水分量が明示されておりません。
なぜなら、その人によって必要な水分量が異なるからです。
なので、自分の舌をチェックして水分を取るべきか取らないべきかを判断するのが良いそうです。
みなさんの舌はどのような状態でしょうか?

nickは歯型でデコボコしていました。取り過ぎのようですね😑
「アウトプット」が大事

2つ目は「アウトプットが大事」です。
筆者は、水分摂取の原則を次のように述べています。
水分摂取の原則は「出ていったら入れる」スタンスです。 つまり体内の水分を「尿」「汗」などの経路を使ってうまく外に出す「アウトプット」を済ませてから、新たに水を飲む(「インプット」をする)べきです
今中健二:「胃のむくみ」をとると健康になる
「水分が抜けていったら補給する」というとてもシンプルな考えです。
何よりもアウトプットが先であることが興味深い点です。
水分摂取に限らず、インプットよりもアウトプットについては、数多くの仕事術などでも言及がされています。
例)アウトプット大全
現代の日本では、よっぽどのことがない限り喉が渇いたら水などいつどこでも飲むことができます。
夏場で熱中症のリスクの高い時期はともかく、喉が渇いてから水分を補給するでも大事にはならないと思います。
一般的に、大人が1日に必要な水分は2〜2.5リットルなどと言われております。
ですが、実はそんなに必要ないのではないかと、本書を読んでnickは感じました。

この記事を書いている現在、nickは朝食と食後のコーヒー1杯のみで生活していますが、水分補給のサインは出ておりません。体調も悪くなっておりません。
なお、人が1日に必要な水分量は体重と体温でわかるそうです。

ただし、子供は大人よりも体重当たりに必要な水分が多くある必要がありますので、著者の理論を子どもには当てはめない方がいいと思います。
自分の体は自分で治す

3つ目は「自分の体は自分で治す」です。
著者は本書で、次のように現代人に警鐘を鳴らしています。
「治る人」と「治らない人」を分ける、決定的な違い。 それは、自分以外のものに「治してもらう」という消極的な姿勢です。
今中健二:「胃のむくみ」をとると健康になる
これは現代人に対する戒めの言葉であると思います。
あまりにも、病気は治してもらう事が当たり前になりすぎていると思います。
自分で治そうと思えれば、今抱えている不調についてネットや本などで調べるでしょう。
調べた情報や知識は、自分の財産にもなります。
病気にならないために自分ができることはなんなのか?
コロナ禍の現代にこそ必要な観点なのではないでしょうか?
自分にできるコロナ対策は?
実際にコロナウイルスに感染しないために、自分自身でできることはこんな感じでだと思います。
- 人混みは避ける
- 健康的な食事を心がける
- 十分な睡眠をとる
もちろん、これに限らず自分自身でできる感染予防策はあると思います。
ですが、コロナウイルスについて正しく恐れることが大事なのではないでしょうか?
現在の日本の対応は、少し過剰ではないかとnickは感じます。
データやSNSのつぶやきなどを鵜呑みにせず、自分で調べてみることが大切になります。
ウイルスの撲滅には3000年かかる?

そもそもウイルスを撲滅するのはとても難しいのです。
人類史上初めて撲滅できたウイルスとして天然痘があります。
このウイルスの撲滅には、紀元前1350年から1980年までと約3000年近くもかかりました。
1つのウイルスを地球上から姿を消すことは、数年ではできないのです。
現状は、ワクチンなどを使ってうまく付き合っていくしかないのではないかとnickは考えています。
まとめ

今回のまとめは次のようになります
・引き算思考で病気を予防する
・アウトプット思考で水分を調節する
・自分で調べて不調を治すという心構えが大事
・ウイルスの撲滅にはとても長い年月が必要
本書を読んでnickは食べる食材や回数は意識していたけど、飲む量は気にしてなかったことを痛感しました。
喉が渇いたわけでもないのに、飲み物を飲みすぎていたなと反省するきっかけとなりました。
しばらくは喉が乾くまでは水分を取らないようにして、自分にとっての適量がどれほどなのか探ってみたいと思います。
本書は電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください。

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( `Д´)/ジャマタ
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