
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は佐々木典士の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ –」を紹介します。
筆者は、かつてはモノにあふれた汚部屋に住んでいましたが、今までの生き方に疑問を抱いたところから次第にモノを捨て、ミニマリストになりました。
本書には物の捨て方や捨てる方法、捨てるための考え方について書かれています。
ミニマリストに興味がある、初めて見たいという方や、モノが捨てられずに困っている方におすすめの本となっています。
今回は本書の中から、nickが特に共感した部分の紹介と、最近nickが手放したモノについてお話をします。
nickが特に共感した3つの教え
本書の中でnickが特に共感した文章は、次の3つになります。
・金額と感情は比例しない
・悩んだらとりあえず捨てろ!
・余った時間とお金は経験に投資せよ
金額と感情は比例しない

筆者は、人がモノを欲しくなっていく原因は飽きによる刺激不足であると述べています。
小さい女の子に、プラスチックでできたおもちゃの指輪を渡すと、目を輝かせて喜ぶ。いつしかそのおもちゃには飽き、小遣いをせっせと貯めて買った 1万円の指輪にも飽き、給料を貯めて買ったブランドものの 5万円の指輪にも飽きる。 30万円の指輪にも飽きる。最終的に世界で1つしかない名工の手による指輪を手にしても、いずれ飽きてしまう。 〈中略〉持っているモノに慣れて飽きると刺激を感じられなくなる。神経ネットワークがいつもと同じだと認識するモノからは「差」を検出できなくなるからだ。「差」を作りだすためには、刺激をなくすか、変えるか、増やすか、大きくするしかない。
佐々木典士:「ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -」
この差を作り出すために、人はより多く、または値段の高いモノを買い漁っていくのです。
ですが、残念ながら人の感情とモノの値段は比例しないのです。
さらに残念な事実がある。 1万円の指輪と、 5万円の指輪、 30万円の指輪を手に入れたとき、それぞれの段階で感じる喜びは大体同じだということだ。 5万円の指輪が 1万円の指輪をもらったときの 5倍嬉しいわけではない。喜んだ笑顔の口角が 5倍にあがるわけではないし、喜びの笑顔が続く時間が 5倍になるわけでもない。人の感情はどこまでいってもたかがしれている。モノの価格には限界がないが、「人の感情には限界がある」のだ。
佐々木典士:「ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -」
値段が倍になったからといって、その感情も倍にはなるわけではありません。
このことを知っておいて下さい。
悩んだらとりあえず捨てろ!

いざ片付けを始めると、捨てようか捨てないか迷う場面がよくあると思います。
筆者は、捨てるか捨てないかで迷ったら、捨てるべきであると述べています。
悩むのは、そもそも悩んでいるどちらの選択肢にも同じぐらいの価値があるからだ。たとえばお金をもらえるとして、 100円もらえるか、 1000円をもらえるかで悩む人がいるだろうか? 何を選ぶにしろ、メリットとデメリットはある。それをずっと見比べているといつまでたっても行動できなくなってしまう。実は選択肢で「悩めている」時点で、実際は 100円をもらうか 101円をもらうか程度の違いしかない問題だ。どちらを選んでもほとんど同じなら、さっさと決断した方が清々しい。モノを減らしたいなら悩めた時点で捨てる方を選択する。「悩んだら捨てる」のがおすすめだ。
佐々木典士:「ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -」
nickもここ数年でたくさんのモノを捨ててきました。
ですが、捨てたことで後悔したり、買い直したりしたことはありません。
買い戻せるようなモノであれば、1度試しに手放してみることをオススメします。
思ったよりも大丈夫なものです。
余った時間とお金は経験に投資せよ

モノを処分していくと、買い物をする機会が減るため、その分のお金が余っていきます。
使わなくなったお金や時間の使い道はさまざまあると思います。
筆者は、余ったお金は「経験」に投資せよと筆者は述べています。
そして大事なことは、行動で得られた「経験」は、「モノ」と違い、借金のかたに取ったり、盗んだりできない。誰かが奪おうとしても「経験」は奪えないものだ。自分の外側にあるモノとは違い、いつでも持ち運びができる。どんな目になろうと、最後に残るものは「経験」である。
佐々木典士:「ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -」
モノは盗られたり失ったりするが、経験は一生自分の中に残り続けます。
場所だってとりません。
モノを手放して余ったお金や時間で何をするか?
それはあなた次第なのです。
nick的雑感 最近手放したもの

nickは最近、巨大なロフトベッドを手放して、キャンプ用のベッドと寝袋で寝るようにしました。
部屋は今こんな感じになっています。
巨大なロフトベッドを処分してキャンプ用のベッド+寝袋で寝るようになって数ヶ月経ったが、特に体に異変もなく寝れる。
睡眠のスコアも悪くない。
非常に軽いので普段は立てかけておくことで場所も取らない。
もうこれで十分なんじゃなかろうか?
もっと狭くて安い部屋に引っ越したい・・・ pic.twitter.com/boqbzQS9Xb— nick hosa元高校音楽教員 (@nick_hosa) July 8, 2021
こんな感じで、部屋がさらに広く使えるようになりました。
というよりも、こんなに広くなくていいので、もっと狭くて安い部屋に引っ越したいというのが本音です。
早く次の職場を見つけて引っ越したいです。(´ー`)y-~~
寝袋は車中泊の時にそのまま使えるので便利です。

最初は床に寝袋で寝てみようかと思ったのですが、流石に床が痛いだろうと思ってキャンプ用のベッドを買って試してみました。
最初はどうかと思ったのですが、案外快適に眠れています。
睡眠の質も良いので、十分眠れているのだと思います。
現在北海道に住んでいるnickですが、寒い時は寝袋の中にタオルケットを入れてしまえば十分に暖かいです。
冬にさらに寒くなった時は、毛布か何かをかませてみようかと思っています。
□キャンプ用のベッド
□寝袋
まとめ

今回のまとめは次のようになります。
・意識するのモノの「差」から人の物欲は生まれる
・モノ値段が倍になっても喜びが倍になるわけではない
・悩んだら試しに捨ててみる
・モノを買わなくなって余ったお金は、自分の「経験」に投資するべし
本書にも書かれていることですが、モノを捨てることはあくまで始まりに過ぎません。
モノを捨てることで得られた時間やお金、空間で何をするのか?
これが大切になります。
そのための初歩やヒントが、本書にはたくさん書かれています。
ぜひ書籍やKindleなど、お手にとって読まれて下さい、
コメント