
どうも、nickです。
木曜の音楽レビューの時間です。
今回は下半期に聴いたアルバムベスト5を紹介していきます。
倉橋ヨエコ:モダンガール
倉橋ヨエコは武蔵野音楽大学を卒業後、2000年にミニアルバムを発表してデビューしました。
「ヨエコ」という変わった芸名は、子供時代に親戚から呼ばれていた「ヨエちゃん」という愛称からつけられた名前だそうです
アーティストとしての倉橋ヨエコの特徴はとにかく怪しい。
この一言につきます。(褒め言葉)
倉橋ヨエコの「恋の大捜査」
独特のノリとスキャットがクセになる。
そして怪しい、とにかく雰囲気が怪しい。
歌謡曲とジャズの中間というか融合というか・・・
だがそれがいい👍
恋の大捜査 / 倉橋ヨエコ https://t.co/yPFt2PVm6h @YouTubeより
— nick hosa月収14万で楽譜販売をするミニマリスト (@nick_hosa) December 27, 2021
アーティストの特徴としてはスキャット(シャバダバなど意味を持たない言葉)を多用しているのが特徴になります。
このスキャットの多用が、昭和レトロ感や独特の怪しさを演出しています。
なお、残念ながらヨエコさんは2008年のライブを最後に音楽活動を終了されております。
寺尾紗穂:残照
独特の声質から醸し出す空気感が特徴の寺尾紗穂さんのアルバム。
この空気感は彼女にしか出せないと思います。
外国人労働者の方を歌った「アジアの汗」など、変わった視点から歌われる歌詞がとても面白いです。
また、アルバムの中でも特に「骨壷」という曲がが異彩を放っています。
寺尾紗穂さんの「骨壷」
女性の視点からの少しサイコじみた歌詞なのに、声質はしっとりとしていて、とてもメロディック。
コード進行もジャズっぽい要素があって面白い🧐#寺尾紗穂 #弾き語り #骨壷
Saho Terao – 骨壺 (kotsutsubo)(Official Audio) https://t.co/ePrVZ60TU4 @YouTubeより— nick hosa月収14万で楽譜販売をするミニマリスト (@nick_hosa) December 26, 2021
「あなたの骨壷、持ちたかったな」、「あなたを焼く煙、浴びたかったな」
などという男性側からはちょっと理解できない歌詞ですが、いい意味で面白いです。
女性の方なら共感できるところがあるのでしょうか?

寺尾紗穂さんの別の楽曲については過去記事を参考にしてください。
Sugar Mama:夢の夢
Sugar Mamaは2001年に林 由姫、近藤圭一を中心に結成。その後、数回のメンバーチェンジを経て現在の形となりました。
Sugar Mamaの「裸の心臓」
久々にドツボにハマったアーティスト。
ベースラインがとてもカッコイイ
そして、ボーカルの声質と楽曲のアレンジがドンピシャでハマっているのが🙆♂️
現在、活動停止なのが実に惜しい🤔#ロック #ジャズ #SugarMama
裸の心臓 https://t.co/iygn3fg6H6 @YouTubeより— nick hosa月収14万で楽譜販売をするミニマリスト (@nick_hosa) December 27, 2021
バンドの特徴はジャズやラテンを中心としたのサウンド感になります。
このサウンド感と、女性ボーカルの声との相性がとてもマッチしています。
このような素晴らしいバンドが、すでに解散してしまっているため数枚のアルバムしか発表されていないのが実に惜しいです。
長く活動を続けていれば、さらに多くの良作を聴くことができたかもしれません。
The Beatles:The Beatles(ホワイトアルバム)
こちらのアルバムは言わずと知れたイギリスのロックバンド「The Beatles」が1968年に発表したアルバムになります。
真っ白なジャケットデザインから、通称「ホワイトアルバム」と呼ばれています。
CD2枚組のアルバム内でさまざまなジャンルに挑戦しているビートルズですが、その中でも特に異彩を放っているのが「Revolution9」という曲になります。
ビートルズの「Revolution 9」
ビートルズがこんな前衛的な楽曲を書いていたことに驚き。
ビートルズをただのアイドルバンドだと思って、完全に舐めていました。
本当に、申し訳ない🙇♂️#TheBeatles #現代音楽 #Revolution9
Revolution 9 (Remastered 2009) https://t.co/hSnQEz4d2u @YouTubeより— nick hosa月収14万で楽譜販売をするミニマリスト (@nick_hosa) December 28, 2021
Revolution9ではジョン・レノンとジョージ・ハリスンとオノ・ヨーコのおしゃべりを録音したものがそのまま使われているなど、当時の最前衛であったテープ音楽の要素が取り入れられています。
上の動画はドイツの作曲家シュトックハウゼンが1955年から1956年にかけて作曲した「少年の歌(Gesang der Jünglinge)」になります。
こちらの曲は電子音楽に録音された少年の歌声が挿入されております。
電子楽器と録音された人間の声を合体させるというアイディアは、現代では当たり前のように行われていますが、当時としてはかなり斬新なアイディアでした。
これと似たようなことを、あのビートルズが行っていたことにnickは驚きました。
今までビートルズを、ただのアイドルバンドだと思っていました。すいません。
金延幸子:み空
金延幸子(かねのぶさちこ)は1971年にソロデビューした、国内での女性シンガーソングライターの草分け的アーティストになります。
彼女はこのアルバムを発表した後に結婚をし、アメリカへと渡りました。
そして、そのままアメリカで暮らすこととなりました。
今回紹介するアルバムは、渡米前に発表された唯一のアルバムになります。
アルバムに収められている曲全てがアコースティックギター弾き語りとなっています。
金延幸子の「はやぶさと私」
下半期最大の衝撃。
70年代前半にアコギ弾き語りという無骨な女性アーティストがいたことに驚き😱
どの曲も型にハマらない自由な作風なのが、とても面白い🧐#弾き語り #70年代 #金延幸子
はやぶさと私 https://t.co/1f6KScachy @YouTubeより— nick hosa月収14万で楽譜販売をするミニマリスト (@nick_hosa) December 28, 2021
Twitterで紹介した「はやぶさと私」は既存のポップスとは違う作曲形式で歌われております。
クラシック音楽で言うところのA・B・Aの形式になります。
1970年代に、このような曲を書くアーティストがいたことにnickは驚きました。
金延さんと似た現代のアーティストに青葉市子さんがいます。
彼女も、金延さんと同じギター弾き語りを主としたアーティストになります。
彼女が金延さんのことを知っているかはわかりませんが、金延さんがいなければ彼女のようなアーティストは生まれてこなかったかもしれません。
下半期を振り返って
2021年の下半期は生活環境が変わったこともあり、音楽レビューの記事はあまり書くことができませんでした。
ですが裏ではさまざまな曲を聴いていたため、振り返りも兼ねて紹介させていただきました。
来年もさまざまな音楽を聴いていき、みなさんに紹介していきたいと思います。

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( `Д´)/ジャマタ
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