
どうも、nickです。
木曜の音楽レビューの時間です。
今回紹介する楽曲はこちらになります。
今回は大阪市音楽団名演集3を紹介します。
こちらのアルバムには比較的低グレードの吹奏楽曲が収められており、演奏会やコンクールで演奏する曲を選ぶのに適したアルバムとなっています。
コロナ禍で練習時間が確保しづらい現在、本アルバムの曲は取り組むのに最適な曲ばかりとなっています。
大阪市音楽団とは?

大阪市音楽団(現Osaka Shion Wind Orchestra)は1923年(大正12年)に結成された日本で最も古い吹奏楽団です。
当団体は選抜高等学校野球大会(いわゆる甲子園)の入場行進曲のレコーディングを毎年担当しているため、吹奏楽に馴染みのない方でも当団体の演奏を毎年耳にしている方が多いかと思います。
かつては演奏メンバー全員公務員(後述の理由により。のちに民営化)でありましたが、演奏のレベルが非常に高いため事実上プロの吹奏楽団といっても差し支えない楽団でした。
しかし、数年前に存続が危ぶまれる事態となりました。
存続をめぐって一悶着

かつて弁護士の橋下徹氏が大阪市長に就いていた時代に、団の存続をめぐって両者が対立することがありました。

※Wikipediaにも詳しく経緯がまとめられています。
最終的に、名称を「Osaka Shion Wind Orchestra(通称:Shion) に変更し、ロゴも一新し民営化することで存続できることになりました。
公式ホームページは↓になります。

アルバム紹介

本アルバムは大阪市音楽団時代に演奏された曲の中から、比較的グレード(難易度)の低い楽曲をまとめたアルバムとなっています。
グレードで言うとおおよそ3前後の曲が収録されているようです。
収録されている曲はどれも演奏時間が10分以内となっているので、演奏会やコンクールで演奏するのにちょうどいい曲ばかりとなっています。
また、コロナ禍の現状や近年のスクールバンドが取り組んでいる楽曲の問題などを考えた時に、本アルバムに収録されているようなグレードの高くない曲をしっかりと取り組むべきであると思います。
コロナ禍だからこそ簡素な曲をしっかり取り組むべき

本アルバムに収録されていく曲を聴いたときに「うちのバンドで取り組むには少し物足りないかも?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、コロナ禍で練習時間が確保しづらいからこそ、これらの簡素な曲をしっかりと取り組むべきではないかとnickは思います。
近年特にコンクールにおいては、ハイグレードの曲を演奏されている中学生、高校生のバンドをよく目にします。
しかし、しっかりと演奏できているバンドは、全国大会における演奏でも稀であるとnickは感じています。
特に感じるのは、指やタンギングが楽譜通りに演奏できているだけで、出てくる音はそれほど良くなかったり、音程があっていない演奏がとても多いことです。
演奏において最も重要視するべきことは、「どれだけいい音、キレイなハーモニーを出すか?」ではないでしょうか?
新型コロナのこともあり、練習時間の確保が難しくなっているので、今後このような比較的グレードの低い曲は需要は増えてくると思います。
今まで演奏していた曲のグレードを一度落とし、いい音、綺麗なハーモニーで演奏することを追求してみてはいかがでしょうか?
こちらのアルバムは、ストリーミングだけでなくCDやMP3ダウンロードなどでも聴くことができます。
また、YouTube premiumに加盟しているとYouTubeでも本アルバムに収録されている曲が視聴できるようです。
それぞれお好みの形式でお聴きになってください。
コメント