
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回はジョシュア・ベッカーの「より少ない生き方」を紹介します。
この記事では、本書に書かれた3つの言葉を通して次のことについて話をします。
・ミニマリズムとはどういう考え方なのか?
・物を少なくすることでどんな効果があるのか?
・nickがミニマリストになって感じたこと。
それでは紹介にまいります。
筆者は何者なのか?
本書の言葉の紹介をする前に、筆者が何者なのか説明いたします。

ジョシュア・ベッカー(Joshua Becker)は現代のミニマリズム運動を代表する1人で、ミニマリズム生活を紹介している人物です。
彼はガレージの大掃除中に隣人から「こんなに物はいらない」とコメントされたことをきっかけに、ミニマリズムに目覚めました。
彼はミニマリストについてのブログを立ち上げました。
その後、ブログのアクセス数はどんどん増えていき、月100万の人が閲覧するブログとなりました。
現在では国際的に活躍する講演家となりました。
彼がいなければ「ミニマリスト」という言葉と考え方はなかったと思います。
いわば、元祖ミニマリストと言っても過言ではありません。
ジョシュア・ベッカーのブログは↓になります。(英語)

ジョシュアの3つの言葉
そんな彼が書いたこの本の中から、nickが特に感銘を受けた言葉を3つ紹介いたします。
その言葉は次の3つになります。
- ミニマリズムとは すべてを手放すことではない
- その空間を何で埋めるか
- ものを手に入れることと 幸せはまったく関係ない
ミニマリズムとは すべてを手放すことではない

1つ目の言葉は「ミニマリズムとは 、すべてを手放すことではない」です。
ミニマリズムとは 、すべてを手放すことではなく 、大切なことを手に入れることだ 。いちばん大切にしているものを最優先にして 、その障害になるものはすべて排除する 。ミニマリズムは 、私たちに希望をくれる新しい生き方だ 。
ジョシュア・ベッカー:「より少ない生き方」
誤解されている方もいるかと思いますが、ミニマリズムとは全てを捨てるということではありません。
自分にとって1番大切なことが何なのか?
それを見極めて残していくことが重要になります。
そして、その大切なことに集中するために、それ以外の物は捨てるべきであるというのが筆者の思想になります。
なので、人によって最後まで残る物には違いが出てきます。
nickは料理が億劫な人間なので、ガスコンロを捨ててしまいました。
現在料理はメスティンというキャンプ用の調理器具ですませています。
nickにとって料理は重要なことではないので、これで十分です。
しかし人によっては料理をすることは重要だと考える人もいるでしょう。
そう言った場合は多くの調理器具を残すことになるでしょう。
メスティンを使った超ズボラ料理の様子は↓からどうぞ。
ではミニマリズムとはどの様な考え方なのか?
それは「その空間を何で埋めるか」という考えになります。
その空間を何で埋めるか

2つ目の言葉は、「その空間を何で埋めるか」です。
大切なのは 、その空間を何で埋めるかということだ 。
ジョシュア・ベッカー:「より少ない生き方」
ミニマリズムにおいて重要なのは、「何を捨てるか?」ではなくて「何が残るのか?」になります
見ることで気分が良くなるのであれば、写真や絵画を飾ってもいいでしょう。
あると気分が落ち着くのであればアロマなどをおいてもいいでしょう。
大切なのはその空間に、「何」があることが自分にとっていいことなのか?
これが何なのかを探るためにも、物を減らしていくということは必要なのです。
なぜなら、物が多いと本当に大切なものが見えなくなってしまうからです。
nickは目に見えていないと存在を忘れてしまうタチなので、物が少ないほうがメリットが多いです。
物が多いと物質的な物だけでなく精神的なことも見えずらくしてしまいます。
それは「ものを手に入れることと 幸せはまったく関係ない」ということにつながるのです。
ものを手に入れることと 幸せはまったく関係ない

3つ目の言葉は「ものを手に入れることと 、幸せはまったく関係ない」です。
「あれが手に入ったら 、幸せになれるのに 」という考え方は 、もう捨てることだ 。ものを手に入れることと 、幸せはまったく関係ない 。 「自分は幸せだ 」と信じれば 、その瞬間から誰でも幸せになれる 。おそらくこれは 、人生でもっとも大切な教えの 1つだろう 。
ジョシュア・ベッカー:「より少ない生き方」
この言葉は、筆者自身が物を多く所持していたがために家族とコミュニケーションを取る時間を奪われてしまったという経験からくる言葉になります。
多くのガラクタはジョシュアとその家族を圧迫することになりました。
彼とその家族は、物質的な幸福ではなくもっと他のことに価値を見出すことを決めまたのです。
また、物が多くなっていくと、その保管をするための空間が必要になります。
その都度今よりも家賃が高く、広い部屋に引っ越すなどの必要が出てくるでしょう。
物を所持するということは、それだけでコストになのです。
nickも年々物が無尽蔵に増えていき、引っ越すたびに部屋が広くなって家賃が高くなっていく現状に危機感を感じました。

給料は増えていかないのに・・・
みなさんがミニマリストになる必要はありませんが、どこかのタイミングで物が増え続けている状況は改善する必要があるでしょう。
そうしなければ、どんどんお金がかかり続ける人生になってしまいます。
それは本当に幸せなことなのでしょうか?
nick的雑感
ここでミニマリストとなったnickが感じる様になったことについてお話しします。
消費に妥協できなくなったnick

nickが物を減らしていって変わったことは、買うものに対して妥協ができなったことです。
YouTubeなどで見た「これいいな〜」といったものと似たものがないか実店舗に探しにいくのですが、そんなものはないことがほとんどでした。
そのため、nickは食べ物や日用品以外は実店舗で買うことがなくなりました。
食べ物や日用品以外の「大切」なものはAmazonなどのネット注文で手に入れるようになりました。
(先ほど紹介したメスティンも、nickの周囲では手に入らなかったのでAmazonで注文して手に入れました)
物を減らしていくことで、1つの物を手に入れることに対して妥協ができなくなったのです。
そして、物が減っていくことで、1つの物に対するクオリティが上がっていったのです。
量より質という言葉がありますが、買い物に関してはこれが当てはまるのだとnickは感じました。
広告に踊らされない

世の中には「アレを買いましょう」「これがあるよ豊かになれますよ」といった広告が多数存在します。
これらの広告は主にテレビやインターネットなどを通して発信されています。
広告が目に写ってしまうと、どうしても「あったほうがいいのかも?」と思わされてしまいます。
これが危険なのです。
では広告やメディアを見ないためにはどうすればいいのか?
主に次の手段が考えられます。
・テレビを捨てる
・サブスクに加入して広告を表示されないようにする
・新聞をとらない
nickはテレビを捨ててから1年が経ちますが、特に困ったことはありませんでした。
せいぜい野球中継が見れなくなったくらいでしたが、これはラジオで代用しました。
ラジオは今インターネットで聞くことができます。

YouTubeなどの動画サービスでも、動画の再生前や動画の途中などに広告が入ることがあります。
これらの広告は大抵、月にいくらかの料金を払うことで消すことができます。
また、新聞をとると新聞だけでなくチラシにも多数広告が載せられています。
しかし、新聞を取っていなくても困ることは特にありません。
世の中には、我々に多くの物を買わせ、大量に消費させようとする仕掛けが無数に存在しています。
その仕掛けに踊らされないためには、仕掛けが目に写らない様に生活をチューニングすることが大事になります。
まとめ

今回のまとめは次のようになります。
・著者のジョシュア・ベッカーは「ミニマリスト」という考えを広めた第一人者である
・ミニマリズムとは すべてを手放すことではない
・その空間を何で埋めるかが大切
・ものを手に入れても幸せにはならない
・物を買わせようとする仕掛けを見ないように生活をチューニングする
本書には、紹介した言葉以外にもミニマリズムの基本的な考え方がまとめられています。
ミニマルな生活に興味がある方や、現在ミニマリストとして生活している方両方にオススメの書籍です。
気になった方はぜひお手に取って読んでみてください。
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