【吹奏楽指導者向け】伝統、常識は疑え!吹奏楽指導でこれはやってはいけない指導3選!!

吹奏楽
nick hosa
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どうも、nickです。

今回は吹奏楽指導者向けにこれだけはやめたほうがいい指導を3つ紹介したいと思います。

特に、吹奏楽指導の経験が無い方はぜひ最後までお読みください。

この指導だけはやめて!①姿勢を良くしろ!

姿勢を良くしようとしながら楽器を吹くと、体を悪くします。

特によく吹奏楽指導の現場で言われているのが「背筋をのばせ」だとnick思います。

背筋、言い換えると背骨になるとおもいますが、背骨はS字にカーブしているため、真っすぐにはなりません。真っ直ぐに見えるだけです。

姿勢を良くするといい音が出る。

とお思いになられるかともいるかと思いますが、それはいい姿勢で吹くと真面目に吹いているように見えるためです。

つまり「錯覚」です。

プロのオーケストラ奏者が楽器を演奏している様子をみると、背筋を伸ばして吹いている方はほとんどいないです。

無理に良い姿勢を維持しようとすると、肩こりや腰痛、ひどい場合にはヘルニアなどになります。

nickも学生時代に重度のヘルニアになってしまったがために、部活をやめざるを得なくなった先輩を見たことがあります。

姿勢にこだわりすぎると、次に説明するブレスにも影響がでてしまいます。

姿勢については過度に気にしない方がいいです。

この指導だけはやめて!②ブレスについて

ブレスについても様々な指導がありますが、どれも理にかなっていない物が多いです。

主な例を2つ上げていきます。

  1. お腹に息を入れる
  2. 肩を上げるな

1についてですが、人体の構造上お腹に息は入りません。

息が入っていくのは肺のみです。

また、お腹もあまり膨らみません。

2についてですが、呼吸をすると肩は自然と上下します。

なぜなら、肺が膨らむことによって鎖骨が押し上げられるからです。

これはごく自然な動きになります。

それを制限しながら呼吸するということは、ブレーキを踏みながらアクセルをかけるようなことです。

これらのことは一切意識する必要がありません。

管楽器を吹く上で大切なのは、たっぷり吸ってたっぷり吐くだけです。

これだけで楽に楽器が吹けるようになります。

それだけでなく、出てくる音もいい音になり、音量も増します。

呼吸は先程説明した姿勢とも関わりがあります。

楽器を吹くための呼吸は、普段の呼吸をオーバーにしただけです。

この指導だけはやめて!③アンブシュアは動かすな

アンブシュアを動かすな!という話もよく聞きます。

しかし、アンブシュアはコンマ数ミリレベルですが必ず動きます。

プロの演奏など例に上げることがありますが、動いていないように見えるだけです。

唇だけでなく、アゴや舌は動いてもいいのです。

アンブシュアやそれに合わせて動くことになるアゴや舌を使うことによって、音量のコントロールが容易になり、高音を出しやすくなります。

音量は、口を閉じる強さを弱め、息の量を増やすことで上がります。

高音は口を閉じて、流す息のスピードを上げることで出ます。

これは、どの管楽器に対しても言えることになります。

代々受け継がれてきた「伝統」が危険

これらの指導は、指導する側だけでなく生徒たちの中で「伝統」として残ってしまっていることもあります。

「伝統」といわれているものに、ろくなものがあった試しはnickにはありません。

生徒たちが行っている練習方法などにも目を向けてみてください。

そして、その「伝統」を鵜呑みにせず、正しい知識に基づいた指導を心がけてください。

まとめ

これらのよく言われている指導ですが、少なくともnickは音楽大学在学中にこういった指導をプロの奏者の方から受けたことはありません。部活動における技術指導は理にかなっていなかったり、精神論的なものが多いです。今回の記事を書く上で参考にしたファイル、書籍を載せておきます。よければ参考にしてみてください。

【参考】

音楽の指導に大切な9つのこと(PDFファイル)

吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室 楽器演奏編 改訂版 今すぐできる・よくわかる アレクサンダー・テクニーク


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( `Д´)/ジャマタ

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