
どうも、nickです。
今回はトランペットの基礎練習について語っていきたいと思います。
基礎練習はなぜやるのか?

それはずばり、曲の演奏を容易にするためです。
合奏のときには指揮者から
「ここはこうして!」
「音程を合わせて!」
など様々な要求が飛んできます。
そのときに、「この音出すにはどれくらいの息のスピードで、アンブシュアは・・・」
などとは考えてはられません。
そして、取り組む内容は、今取り組んでいる曲よりも難しいことに取り組むことが大切です。
今取り組んでいる曲を用意するための基礎練習なので、これを履き違えないようにして下さい。
基礎練習はウォームアップではない!

基礎練習は、決してウォームアップなどではありません。
れっきとした練習です。
ウォームアップとは体の準備運動のことを指します。
例)ストレッチ、唇や顔の体操など。
ここを意識して練習するのとそうでないのとではかなりの差が生まれます。
上手く吹けたときが肝心

練習をしていて上手く吹けたときに大切なことは、上手く吹けたからといって安心してしまわないことです。
上手く吹けたことには必ず理由があります。
なぜいま上手く吹けたのかを必ず振り返るようにしてください。
息の流し方はどうだったのか?
スピード感は?
量はどれくらい?
アンブシュアの感覚は?
体にかかる負担はどれくらい?
なんとなく吹けたということは決してありません。
上手く吹けた原因を探りながら試行錯誤を繰り返す。
これが上達の近道であります。
おすすめの教則本① アーバン:金管教則本
すべての金管楽器奏者が取り組むべき鉄板の教則本。
昔は黄色い冊子でしたが、数年前に改定されました。
この本1冊でありとあらゆる練習ができます。
ただし、ページ順にやるのではなく、各項目の最初から取り組んでくようにしてください。
難易度順にページ構成されていないので注意してください。
おすすめの教則本② コリン:リップ・フレキシビリティの為の上級教則本
こちらはリップスラーしか載っていない教則本になります。
リップスラーはすべての金管奏者にとって鬼門なので、必ずどれか取り組むといいです。
ページが進むにつれて五線の上以上のハイトーンが出てきます。
自分のレベルに合わせてエチュードを選択して使ってください。
おすすめの教則本③ コープラッシュ:60のエチュード(1巻)
音階練習や分散和音が中心の教則本です。
たまにメロディックなエチュードも出てくるので、飽きなくていいです。
2巻(赤い表紙)は音大生が取り組むような高い難易度になります。
間違って購入しないように注意してください!
3Dバンド・ブックやJBCバンドバンドスタディは合奏用の基礎練習です!

3Dバンド・ブックやJBCバンドバンドスタディなどは合奏用の楽譜なので、個人練習で取り組むにはオススメしません。
なぜなら、内容が易しすぎるからです。
これらの合奏用の基礎練習は音程を合わせたり、音感のトレーニングが目的なので取り組んでもスキルの向上にはあまり役立ちません。
楽器を吹き始めたばかりの初心者以外は、上記の目的以外で取り組むのはオススメしません。
「基礎を忘れるために基礎練習をする」

これは陸上400mハードル銅メダリストの為末大(ためすえ だい)さんの言葉だったと思います。
nickはこの一言が1番ストンと落ちました。
究極的には基礎なんて考えなくても楽器が吹ける。
ルーティンっという表現になるのでしょうか?
ただ想像するだけで音となり音楽となる。
楽器演奏者としては理想の姿だと思います。
この言葉を胸に、日々研鑽を積んでいきたいですね。(´ー`)y-~~
どんな音を目指せばいいのか?については、次の記事を参考にして下さい。
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