【心理的安全性】生徒指導やスポーツ指導に必須の心理的安全性とその高め方について解説。

教育
nick hosa
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どうも、nickです。

今回は近年話題になっている心理的安全性についてと、それを授業やスポーツ指導に活かす方法について解説していきます。

 

心理的安全性とは?

心理的安全性(Psychological Safety)とは、メンバーがオープンで建設的なコミュニケーションしやすい環境であると感じ、自己表現や意見表明を恐れることなく、素直に情報共有や議論を行うことができる状態ことを言います。

心理的安全性の高いチームは、メンバーが失敗や欠点を率直に認め、そのまま助け合い、問題解決に取り組むことができる信頼関係や共感性が高い状態となります。

心理的安全性が高いチームにおいては、メンバーが意見を言いやすくなり、意見を共有することでチーム全体の生産性が向上し、チームの継続的な改善や創造性が促進されます。

また、間違いや失敗を率直に報告できるため、問題が発生したときにすぐに対処することができるようにもなります。

心理的安全性を高めるメリット

心理的安全性を高めることで、以下のようなメリットがあります。

  1. コミュニケーションが促進される
  2. チームの生産性を向上させる
  3. メンバーのやりがいやモチベーションが高まる

これらのメリットは、仕事だけでなく教育の場においてもとても良い効果を得ることができます。

教員や指導者は、まず教室内やクラブ内の心理的安全性を高めるための工夫が必要となってきます。

心理的安全性を高める方法

心理的安全性を高めるためには以下のような方法があります。

コミュニケーションルールを確立する

チーム全体でコミュニケーションルールを確立することで、メンバーが自分の意見や考えを言いやすくなります。

具体的には、議論や意見交換の場では誰でも自由に発言できるように、相手の意見や失敗やミスを率直に報告してもらうことです。

また、それに対してリーダーがフィードバックをできる環境を整えることも大切です。

メンバーの信頼関係を構築する

心理的安全性を高めるためには、メンバー同士の信頼関係を構築することが重要です。

そのためにはオープンなコミュニケーションを行い、お互いの価値観や思考プロセスを理解することが大切です。

失敗やミスを責めず、共感や理解を示すことでメンバーが自分の意見や考えを言いやすくなります。

リーダーが心理的安全性をサポートする

チームリーダーは心理的安全性を高めるために重要な役割を果たします。

リーダーは、メンバーが自分の意見や考えを言いやすい環境を整え、チーム全体が目標達成に向けて協力することができるようしなければなりません。

具体的にはコーチングを適切に行い、メンバーの声に耳を傾けることが重要です。

また、リーダー自身がオープンなコミュニケーションを行い、メンバーに自分自身を開示することで、信頼関係を構築することもできます。

心理的安全性を構築するためには、チームリーダーがよく考え行動することが大切です。

またメンバー自身も、積極的にコミュニケーションを行い、チーム全体の目標達成に向けた協力を重んじることが求められます。

心理的安全性を授業やスポーツ指導に活かす方法

心理的安全性を、学校の授業やスポーツの指導に活かすための方法をいくつか紹介します。

ミスを認める環境を作る

授業中や競技中においてミスをしてしまうことは避けられません。

しかし、ミスをした選手を責めたり、批判することは心理的安全性を低下させる可能性があります。

ミスをしたときには批判するのではなく、ミスをしても認める環境を作ることが大切です。

ミスをしないことではなく、チャレンジし続ける姿勢を推奨してあげることが、心理的安全性を高めることにつながります。

生徒や選手の意見や感情を尊重する

生徒や選手の指導しおいては、彼らの意見や感情を尊重することが重要です。

生徒や選手は、自分自身の意見や感情を表現することでより心理的に安定し、より一体感を持つことができます。

指導する立場の者が選手たちの意見や感情を聞き、受け止め、理解することで選手たちが心理的に安全な環境で学習や活動をすることができるようになります。

そのためのサポートすることが、教員や指導者に求められるのです。

共感と理解を示す

教師や指導者は子どもたちが自分自身を表現したことを受け入れ、自分の考えや感情を表現することを助けることが重要です。

こうすることで、価値観や多様性を受け入れられる環境を作ることができます。

教師指導者は、生徒たちが自分自身を表現し自己肯定感を高めることができるようにサポートをしてあげてください。

まとめ:大人が何かする必要はない

指導する立場にある大人は、子どもに対してついつい「何かしなければ」、「何かを与えてあげねば」と考えてしまいがちです。

ですが、大人が子ども達に大人がしてあげられることは彼らが気持ちよく活動できるための環境を整えてあげることしかないのです。

子供達に必要なのは「指導」することではなく「サポート」することなのです。

サポートするという姿勢を第一に考えることで、教育ネグレクト体罰などの行き過ぎた指導を防ぐことにも繋がります。

※参考記事

これからの教育においては、心理的安全性という考え方が主流になるとnickは考えております。

授業やスポーツの指導に悩みを抱えている方は、参考書籍を元に心理的安全性について調べてみてください。

参考書籍

心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える

〈叱る依存〉がとまらない

教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題~


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