【子育て】読めばきっと誰にでもできる!メンタルトレーナーが教える、本番に強い子に育てるための3つのポイントとは?

教育
nick hosa
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どうも、nickです。

月曜の書籍レビューの時間です。

今回紹介する書籍はこちらになります。

今回は森陽太郎氏「本番に強い子の育て方」レビューします。

本書は、トップアスリートやプロスポーツチームのメンタルトレーナーの経験を持つ著者が、その経験から本番に強い子どもに育てるための方法が書かれています。

今回は、本書の中から本番に強い子に育てる3つのポイントを紹介します。

受験生の子を持つ保護者やスポーツの指導者、部活動の顧問の方にオススメです。

本番に強い子に育てる3つのポイント

本番に強い子に育てる3つのポイントは、次の通りです。

・感情の経験値を積ませる

・自分の「OKライン」を決めさせる

・マイナスの感情を奪わない

順番に解説していきます。

感情の経験値を積ませる

まず、「本番に強い」とは緊張しないことではないことを押さえてください。

いわゆる「本番に弱い子」に共通するのは、「感情の経験値」がとても低いということです。感情の経験値というのは、「その感情を味わいながら行動を起こす」経験によって磨かれます。けれども、たとえば「泣く」という手段で「緊張」から逃げ続けていては、その経験値を上げることはできません。(一部を削除して掲載)

森陽太郎:本番に強い子の育て方

本書で課題とされているのは、本番前や本番中に湧き上がる様々な感情を飲み込みながら、自分がやるべきことがこなせるかどうか?という点になります。

「緊張しないように」とか「怖いけど楽しんでやろう」などの声かけは、感情を押し殺してしまうことになるので本書の中ではNGとされています。

感情を押し殺させると、必ずどこかで感情が爆発します。

そこで著者は、「緊張していてもできることを増やしていくこと」を推奨しています。

そのために、どんなに緊張していたりパニックにあっても、「これだけはやれる」というOKラインを子どもが設定することが重要であると、筆者は説いています。

自分の「OKライン」を決めさせる

OKラインとは何なのか?

本書では次のように説明しています。

「緊張しているからやらない」「怖いからやらない」ではなくて、「緊張していてもやる」「怖いけどやる」ということです。何をやるのかといえば、その感情のままで「今の自分が確実にできること」。そのために設定するのが、僕が提唱している「 OKライン」です。 OKラインとは「ここまでできたら OK」と自分に OKをあげられる基準のことです。

森陽太郎:本番に強い子の育て方

OKラインを設定する注意点は、次の通りです。

①子ども本人に決めさせる
・OKラインは、子ども自身が設定することに意味があります。
・OKラインを、大人の方から設定しないようにしてください。
②自分なら確実にできることを設定する
・特に、ハードルを高く設定してしまう傾向にあることに注意してください。
・「やっぱりできなかった」がおこってしまうと逆効果になってしまいます。
③OKラインは自分がコントロール可能な範囲に設定する。
・「試合に勝つ」や「相手より速く走る」など、自分ではコントロールできないことをOKラインには設定させないでください。
・「負けていても大きな声を出す」、「緊張していても大きな声で歌う」など、自分でコントロールができることをOKラインに設定させてください。

OKラインの設定は、普段の練習でも役に立ちます。

たとえば、「どんなに疲れてきても、声はしっかり出そう」や「どんなに調子が悪くても、ブレスはしっかり取ろう」などが考えられます。

普段の練習からも、「これだけは」というものを作っておくと、調子の波があっても、ある程度のパフォーマンスが維持できるようになります。

マイナスの感情を奪わない

大人が子供に対してアプローチをする際に、マイナスの感情を奪ってしまわないようにすることが大事になります。

お父さんやお母さんに心がけていただきたいのは、マイナスの感情を味わう機会をお子さんから必要以上に奪わないでほしいということです。お子さんがマイナスの感情に押しつぶされそうになっていたら、そこからただ逃げるのではなく、どんなに小さなことでもいいので、まず一歩を踏み出すことをぜひ後押ししてあげてください。その一歩がまさに OKラインなのです。

森陽太郎:本番に強い子の育て方

大人は子どもに対して、ついつい「転ばぬ先の杖」を用意してしまいがちです。

ですが、実はそれが一番良くないことなのです。

子どもには何でも経験させるべきなのです。

大人が子供にやるべきことは、マイナスの感情悪い物ではないことを教えることです。

「嫌い」とか「怖い」とか「面倒くさい」などの、マイナスの感情は「悪」だといつの間にか思い込まされていて、大人と同じように、意識する前にあえて打ち消すくせがついているのかもしれません。親の顔色をうかがいながら話をするタイプの子どもは、特にその傾向が強いように感じます。たとえフタをすることがなかったとしても、自分の感情を冷静に理解することは、子どもにとって簡単ではありません。ですから、そういう意味でも、子どもにもやはり、「自分の感情に気づく」トレーニングは必要なのです。

森陽太郎:本番に強い子の育て方

どんな感情も、人間として生きていく上で必要なことです。

湧き上がる感情とどのように付き合っていくのかが重要なのです。

それこそが、大人が子どもに教えるべきことであるとnickは思います。

まとめ

今回のまとめは次のようになります。

 

・「本番に強い」とは、緊張しないことではない

・本番に強くなるためには、OKラインを設定することが大切

・OKラインは子ども本人に決めさせ、自分でどうにかなることを設定させる

・大人は、マイナスの感情が悪い物ではないことを教えるだけで良い

 

本書には、今回紹介した以外にも、筆者がコーチングをした子どもたちの実例などが詳しく載せられています。

子育て世代の方やスポーツ、芸術の指導者、学校の先生などが読まれると、とても参考になると思います。

電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください、

nick hosa
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( `Д´)/ジャマタ

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