【教育ネグレクト】知らないと危険!教育ネグレクトとその禅的解決策についてミニマリストが語ります。

教育
nick hosa
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どうも、nickです。

今回は教育ネグレクトについてとその対策として有効な「止観(しかん)」について語っていきます。

 

教育ネグレクトとは?

教育ネグレクトとは、教育者や保護者が、子どもたちに対して、身体的・心理的な苦しみを与えたり、支配的な態度をとったりすることを言います。

具体的には、体罰や暴力、暴言や脅迫、無視や拒否、人格否定などが含まれます。

これらの行為が子どもたちに与えるデメリットは、被害を受けた子どもたちの心身の発達に大きなダメージを与えることです。

具体的には、心的外傷などのストレス障害、うつ病、不安障害、自己肯定感の低下、社会生活への不適応などがあります。

教育ネグレクトは保護者に限らず教員やスポーツ指導者よっても行われるため、被害を受けた子どもたちは自分申告することが難しく、問題が表面化しにくいことが特徴です。

教育ネグレクトに走りやすい家庭の特徴

古荘 純一、磯崎 祐介両名による著書「教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題~」によると、教育ネグレクトに走りやすい家庭には次の特徴があるそうです。

①両親ともに高学歴で、社会的地位が高い 
②親が経済的事情や、家族の承諾が得られなかったために進学をあきらめた経験がある 
③母親がやりがいのある仕事をやめて、育児に専念せざるをえなくなった 
④子どもの成績が優れないことを母親に責任転嫁する父親やその親族からの重圧がある 
⑤母親が異常に教育熱心である一方で、父親が無関心である 
⑥父親(母親)の教育虐待行為に反論することのできない母親(父親)がいる
⑦親自身が、自分のきょうだい間の成績の差にコンプレックスを持っている

これらの特徴に当てはまる方は、自身の子や学級を通して関わっている子ども達などに知らず知らずのうちに教育ネグレクトを行っているかもしれません。

これらに当てはまらない方も、大人はいつでも子どもに対して教育ネグレクトを行ってしまうかもしれないリスクを抱えていることをぜひ覚えておいてください。

止観すること大切さ

止観(しかん)とは、「止めて観察する」意味の仏教用語で、最近ではマインドフルネスとも呼ばれます。

止観は本来、現在の瞬間に集中して自分の感情や思考に対する認識を深めることを目的とする仏教における修行の1つです。

止観にはストレスや不安、自己批判などの心的な苦痛を緩和する効果があります。

また、目的意識的な行動や、より豊かな人間関係を自分で認識をすることができるようになるとされています。

止観と教育虐待との関係性は、止観を取り入れることで教育ネグレクトを予防することができるとnickは考えています。

止観の方法

「止観」とか「マインドフルネス」などと聞くと、なんだか難しそうな印象を受けるかも知れませんが、そんなことはありません。

止観を日常で行う方法は次の通りになります。

  • 一人で散歩やドライブに出かける
  • ゆっくりお風呂に入る
  • 瞑想をする
  • ただぼーっとする

これらの共通点は一人っきりになって何もしないことです。

止観によって得られる効果

止観を行うことで自分の感情や思考に対する認識を深め、ストレスや不安を緩和することができます。 このことが、教育虐待を行う教師や保護者にとって、自制心を養い、積極的な行動をとることができるようになることを促します。

また、止観によってより豊かな人間関係を認識することができるようになるとされています。

止観によって得られるような精神平穏と自己認識の深化は教育虐待を行う教師や保護者にとって、自己の行動に対する認識を高め、自己の行動を見直すことができるようになります。

止観は、教育ネグレクトの予防に向けて重要なことであるとnickは考えます。

まとめ:モノより思い出

物価高や格差の拡大がささやかれている最近の日本ですが、それでも諸外国と比べると物質的な環境は十分に優れています。

ですが精神的な環境にはいくつかの点の問題が指摘されています。

  • 潜在的な競争社会と孤立
  • 長時間労働とストレス
  • 詰め込み教育と自己表現の省略

先ほど紹介した書籍には次のような記述があります。

以前、オランダの小学校を訪問したときに、子どもたちが「楽しかったこと」を書いたノートを見せてもらいました。多くの子どもたちは、「物をもらったこと」ではなく、「自分たちの決めたルールでゲームをやったこと」「大人に褒められたこと、認めてもらえたこと」などで達成感を味わったことを説明してくれました。

古荘 純一、磯崎 祐介:教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題~

「貧しくなった」と言われる日本ですが、ただ単に今までが裕福すぎただけではないかとnickは考えています。

そんな状況に慣れすぎてしまい、「貧しくなった」と感じてしまう感性の方がよっぽど問題なのではないでしょうか?

最近では「子どもの貧困」の問題も多く指摘され、議論されるようになってきましたが、全体的に見れば日本の子どもは、世界の子どもと比較すれば、衣食住などの生活環境、本や筆記用具などの学習関連用品、ゲームなどの遊び道具など、物質面ではまだ恵まれている方だと考えています。 物質的な環境はある程度は恵まれているのに、精神的な環境に恵まれていないと思うのです。

古荘 純一、磯崎 祐介:教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題~

本当に大切なことは人生において何を経験、体験するかではないでしょうか?

そのことを理解することが、本当の意味で教育ネグレクトを防ぐ方法なのではないかとnickは考えます。

※参考:古荘 純一、磯崎 祐介著 「教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題~」


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いかがだったでしょうか?

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( `Д´)/ジャマタ

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