
どうも、nickです。
今回は2021年下半期に読んでよかった書籍ベスト5を紹介します。
下半期は練習法や思考法、ミニマリズムに禅などの本を中心に読んできました。
そんな中から、特に読んでよかったと思った書籍を5冊紹介します。
下半期に読んでよかった書籍ベスト5

nickが2021年下半期に読んでよかった書籍ベスト5は、次の5冊になります。
- 為末大:限界の紹介
- 梅原大吾:勝ち続ける意志力
- ヘンロー・D・ソロー:森の生活
- 森博嗣:諦めの価値
- 柿沼忍昭:食禅〜心と体をととのえる「ごはん」の食べ方〜
順に紹介していきます。
為末大:限界の正体
陸上ハードルの元オリンピックアスリート、為末大氏が書かれた本書からは限界を突破して技術を習得する方法を学ぶことができます。
nickに特に影響を与えた一文を、本書から紹介します。
限界の檻から抜け出したいなら、全力を尽くすことです。 量を積み上げ、思考をめぐらせ、戦略を立てて、本気になってみることです。 行動の量と、行動の質を変えてみることです。 量を拡大したり、揺さぶりや変化を与えれば、まだ先に進めるはずです。
為末大:限界の正体
この”揺さぶりと変化”の部分に、nickは特に共感を得ました。
それからは、自身の楽器の練習にも揺さぶりや変化を与えるようにしました。
具体的には、今まで吹いたことのないエチュードを初見で吹いてみるようにしました。
その結果、初見での演奏が上達し曲が吹けるようになる期間が短くなりました。
陸上だけでなく、さまざまな競技の方が読んでも興味深く読めると思います。
梅原大吾:勝ち続ける意志力
本書プロ・ゲーマーとして活躍しておられる梅原大吾(ウメハラ)氏による書籍になります。
本書からnickは物事への取り組み方にすごく影響を与えられました。
特にnickが共感した一文を、本書から引用します。
自分を痛めつけていると、努力しているような気になる。しかし、そんな努力からは痛みと傷以外の何も生まれてこない。
梅原大吾:勝ち続ける意志力
これは部活動やスポーツの世界ではよくあることではないでしょうか?
日本では痛みを伴う努力を賞賛する文化があると思います。
しかし、その大半は努力したような気がする、あるいは努力しているように見えるだけで必ずしも成果が現れるとは限りません。
梅原氏は世界大会でも優勝するような格闘ゲーマーですが、そのような努力のあり方を否定されております。
梅原氏がどのように考えてゲームを上達させたのかは、下の記事を参照してください。
ヘンリー・D・ソロー:森の生活
アメリカ人思想家であるヘンリー・デイヴィッド・ソロー(Henry David Thoreau、1817年 – 1862年)は、森の中に丸太小屋を建て、自給自足の生活を2年2か月間送りました。
彼の森での自給自足の生活が綴られた本書から、ミニマリズムについて改めて考えさせられました。
本書からミニマリズムについて端的に読み取れる一文が、こちらになります。
われわれは、時にはもっと少ない物で満足すべきことを学ぼうとはしないで、常にこうした物を手に入れようと汲々としなければならないものだろうか? 尊敬すべき市民たちは教訓と実例とで、若者は死ぬまでにいくつかのいりもしないてかてかの靴やら、雨傘やら、来もしない客のための空っぽな客間やらを用意しなければならない、とまじめくさって教え込む必要があるものだろうか?われわれの家具類がどうしてアラビヤ人、インド人のより簡素であってはならないのか?
ヘンリー・D・ソロー:森の生活
この一文は森の中で一人、自給自足の生活をおこなってきたソローだからこその発言であると思います。
ミニマリズムのスタートは、「今持っているものは本当に必要なものなのか?」
という疑問から始まるのだとnickは思います。
実際に色んなものを手放してみましたが、困るようなことはほとんどありませんでした。
また日本で暮らしていれば、必要なものを必要な時に手に入れることはそれほど難しくありません。
ソローが行った森での生活が綴られた本書からは、そんなことに気付かされる内容がたくさん書かれています。
ミニマリズムに興味がある方は、ぜひ読んでいただきたいです。
森博嗣:諦めの価値
小説家としても多数の書籍を発表している森博嗣氏による「諦める」ことに焦点を合わせた書籍になります。
そんな本書には次のような一文があります。
「諦める」という行為に善悪はない。正解も間違いもない。そのときどきで、難しい判断をするしかない。生きていくうえで、これは避けられないことなのだ。 唯一のアドバイスは、「考えなさい」である。 この「自分で考えること」だけは、諦めてはいけない。それだけは、いえる。
森博嗣:諦めの価値
諦めることの重要性について書かれた本書で、自分で考えることだけはあきらめてはならないと著者は述べておられます。
「諦める」ことについてばかり書かれた本書で「最終的な取捨選択は自分で決めなければならない」ことが並行して語られているのが面白いです。
気になった方は、本書の紹介および本書を読んでみてください。
柿沼忍昭:食禅〜心と体をととのえる「ごはん」の食べ方〜
食事と禅にまつわる本書は、nickの食事に対する考え方を180℃変えるきっかけになった本になります。
黙って食事をするということは、食べることもまた坐禅と同じ修行だということのほかに、食べものと真摯に向き合い、それに対する感謝をかみしめるという意味もあります。 黙って食べるということは、当然のことながら、食事中の僧堂では音を立ててはいけないということです。
柿沼忍昭:食禅〜心と体をととのえる「ごはん」の食べ方〜
この一文からは「黙食」が瞑想と同じことであることを説明しています。
今までYouTubeを見ながら食事をとっていたnickですが、この本を読んでからは「ながら食べ」をやめることにしました。
ただひたすら食事に集中するだけなのですが、瞑想と同じように気持ちが落ち着き集中力が続くようになりました。
職場や外食では黙食をやりずらいと思うので、朝食など自宅での食事中に行うことをオススメします。
まとめ

2021年下半期は転職した関係もあり、教育系の本よりも思考法や禅にまつわる本を多く読むようになりました。
これからも自己投資のために本を読んでゆき、面白かった本を紹介していきたいと思います。
来年も、どうぞよろしくお願いします。

いかがだったでしょうか?
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( `Д´)/ジャマタ
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