【月曜の書籍レビュー】ブログ運営者必読!?認知科学者が語る文章の書き方とジレンマの対策とは!

書籍
nick hosa
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どうも、nickです。

月曜の書籍レビューの時間です。

今回紹介する書籍は、以下になります。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

今回紹介するのは当ブログでもたびたび取り上げている、苫米地英人氏の書籍です。

認知科学者として有名な苫米地氏ですが、今回の本は文章の書き方についてです。

認知科学者が文書について書くのかよ!

と思ってしまいましたが、内容はブログ運営者ならば読んで損はしない内容でした。

本書を読んで、nickが特に重要だと思う部分を解説していこうと思います。

書き手と読み手の臨場感とジレンマ

まず本書のなかで筆者は、

文章とは書き手と読み手の臨場感の共有の場であり、共有できるかどうかで内容の伝わりかたも大きく変わってくる。

と語っております。

これは文章を書くうえで第1に考えなければならないことだとnickは思います。

そのために我々はあれこれ手段を考えて記事を投稿しているのだと思います。(YouTubeなども同じですね)

文章を書き、人に伝えるにはどのように書き手と読み手の臨場感を共有するのかが大きなテーマになります。

しかし、ここで1つの大きなジレンマが発生します。

「言葉の解釈は常に読み手に委ねられている」、ということです。そう、書き手がどんなに緻密に、詳細に、正確に書いたとしても、読み手が書き手の意図とまったく違った解釈をするリスクはつねにある、ということなのです。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

この、解釈は読み手に委ねられてしまうというところがネックとなってしまいます。

苫米地氏によると、どんな文章でもうまく伝わらないのが大前提であるのだそうです。

この大前提は認知学的に様々な理由があるのですが、この場で理由を説明するのは省略致します。

ではどうすればいいのか?数ある対策の中から、筆者の意見を3つ引用して紹介します。

ジレンマ対策その1 視点を変えて何度も書け!

まず1つ目はこちらになります。

解釈が読み手に委ねられている以上、書き手の臨場感を伝えようとするとき、一回読んだだけですべてを理解してもらうというのは、事実上不可能です。できる限り正確、かつ詳細に伝えるためには、同じ本を何度も読んでもらうか、もしくは伝えたい内容を視点を変えて何度も書くしかありません。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

苫米地氏の本には、他の本と同じことが書いていますが、それは上のような理由からなのだそうです。

これと似たようなことは、有名なブロガーさんやYouTuberの方もやっておられます。

nickはよくミニマリストの方の動画を見ます。

ミニマリスト主張は一貫して「物を減らして生活することが快適である」です。

しかし、の主張を1本の動画を上げて終わらせるのではなく、いろんな視点で、内容を変えながら何度も動画を上げています。

これは、苫米地氏の先程の引用と同じことであるとnickは考えます。

ジレンマ対策その2 圧倒的知識量でカバーして書け!

2つ目対策はこちらです。

知識量の少なさを文章力で補おうとしても無理です。文章力というのは、圧倒的知識量をどのように伝えやすく表現するかという表現方法にすぎません。中身がないのに、表現だけを整えれば伝わる文章になると思っていたら、大間違いなのです。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

これは「パレートの法則」にも似ているかと思います。

書籍などでよく言われるのは、「本の中に書いていることで重要な部分は、本の内容の2割の部分だ」といったものでしょう。

これの話は読み手の視点の話になります。

これを書き手の視点に直すと、「本にして伝えたい重要な部分は、本全体の2割になるのに対して、8割はその説明や補足である

と言うことになるのではないかとnickは考えます。

圧倒的知識量の部分は、今後も肝に銘じて生活していきたいですね。(;´▽`)y-~~

ジレンマ対策その3 全体像が出来上がってから書け!

最後に3つ目の引用です。

なにを書くにしても、まず全体像ができあがってから書きはじめる必要があります。もちろん、細かい部分については書きながら修正していけばよいのですが、全体を貫くテーマ、全体の構成、話の流れなどは、頭の中でできあがってから書き始めなければなりません。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

そんなのは当たり前じゃないか!

と思われる方は多いかと思いますが、筆者によると文章を書き始める前に「だいたいこんな感じ」という程度で書き始めてしまう方が多いとのことです。

また、筆者は次のように語っていります。

こういう人の多くは、思いついたことを順に書いていこうとしてしまいます。一本道を進んで行けば、やがて結論にたどり着くに違いないと思ってどんどん書き進んで行きますが、最初にうっすら考えていた結論とは似ても似つかないところにたどり着いてしまい、始めと終わりで大きく矛盾する(あるいは、何の関連もない)話を書いてしまうことになります。

人を動かす「超」書き方トレーニング(苫米地 英人)

nickにも少し思い当たる節があります・・・ぐぬぬ。

では、こうならないためにはどうするればよいのでしょうか?

本書の中ではチャートを使っておりますが、nickがおすすめするのは「マインドマップをつかって整理する」という方法です。

今回の記事の下書きにマインドマップを使ってみました。

使用しているアプリはMindNodeというアプリになりますが、使うアプリは何でもいいと思います。

マインドマップは、樹形図のように物事やイメージを整理整頓する方法です。

本来は白紙の紙に書きながら行うそうですが、このようにアプリにもなっていて、非常にとっつきやすくなっております。

マインドマップを使うことで記事内容をすばやく、そしてまとめやすくなりました。

しばらくはマインドマップを使って記事の下書きを書いてみようと思います。

nick的な感想。

筆者が述べるこれらの対策はブログの記事を書く上でも重要なことであるとnickは思います。お陰でnickのブログの記事も、少しはマシなものになったと思います・・・たぶん。本書にはより細かく文書を書くテクニックが認知科学の視点で書かれております。読んでみたいと思いましたら、ぜひ手にとって読んでみて下さい。


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( `Д´)/ジャマタ

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