
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介するのは以下の書籍です。
- ぜんぶ、すてれば(中野 善壽)
- 社長、僕らをロボットにする気ですか? 正しいマニュアル導入で人を成長させ、組織の生産性を高める方法 (中山 亮)
- 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい(松井 忠三)
ぜんぶ、すてれば(中野善壽)
実業家の中野善壽氏の書籍なのですが。
いわゆる「モノ」や「こだわり」に執着しない、ミニマリスト的な思想に近い考えの持ち主で、ミニマリストに興味があるnickには非常に刺さってくる内容が多かったです。
実業家らしく社会や会社経営にまつわる内容も多く、
「うちの職場のトップもこんな考えの人だったらなぁ(´。`)はぁ・・・。」
と思わされる場面もありました。
”会社というのは、人間が仕事を楽しくするための手段であり、ただの〝箱〟でしかない。”
という1文は非常に共感できます。
こんな人がまだまだ世の中にいたんだなと思わされる1冊でした。
社長、僕らをロボットにする気ですか? 正しいマニュアル導入で人を成長させ、組織の生産性を高める方法 (中山 亮)
”もし 、マニュアルどおりに仕事をして 、思考が停止している 、まるでロボットのような働き方しかできない人がいたら 、それはその人の能力が低いわけではなく 、 「使っているマニュアルのレベルが低い 」だけです 。“
本文の引用から入りましたが、いきなり結論です。
マニュアル人間が悪いのではなく、使っているマニュアルがしょぼいのが悪いのです。m9(゚д゚)
というのが筆者の大筋の意見です。
「マニュアル人間」
なんて言葉がネガティブな意味で世に広まっておりますが、本来マニュアルは使う人の悩みや迷いから開放し、仕事の生産性を高めるために作られたものです。
本来ポジティブなものであるはずの「マニュアル」がネガティブな意味合いを持ってしまったのは、社会で使われているマニュアルの質が低いためであると本書では説明されております。
マニュアルは、誰がやっても同じ結果が得られ、同じ目的が達成されるものを指します。
同じマニュアルを見て行動しても、人によって解釈や行動、結果が変わってしまうものはマニュアルとは呼べません。
そんなマニュアルを作ってしまわないために気をつける点も本書では語られております。
nickも仕事をしていながら
「マニュアル通りなんて・・・」
と思うことも多々ありましたが、本書を読んで。
「マニュアル最高やん!」
と思えました。
著者の考えであれば、世の中のことの殆どはマニュアルとして可視化ができるそうなので、本書の考え方を取り入れていこうと思いました。
目からウロコだらけの1冊でした。万人におすすめできます。(*´д`*)
無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい(松井 忠三)
無印良品の立て直しを行った松井 忠三氏の書籍で先程紹介した「ロボット〜」の本をより詳しく、より実践的にした内容になります。
無印良品では、口で言えばわかるような内容や、書くまでもないのでは?といった業務内容までも徹底的にマニュアル化することによって、傾いていた経営をV字回復させていったそうです。
マニュアルの基本は、読む人によって判断や解釈が変わるような作り方をしないこと。
これが大事であると著者は語っておられます。
無印良品では、図や写真を使い、良い例だけでなく悪い例もマニュアルにして、誰が見ても同じ結果が得られるようにマニュアルを作成、更新していっているそうです。
先程の本と共通する部分でもありますね。
また、いかにスピーディーに社内を動かす仕組みづくりをするかの大切さも語っています。
“実行より手続きが大事な会社は、衰退していくばかりです。“
この1文は非常に刺さりました。
nickの職場がまさにそうだからです(´。`)
手続きや根回しばかりに時間がかかり、GOサインが出るまでに時間がかかる・・・
もっとこうスパッと動けないものなのですかね・・・
いま話題(?)の印鑑についても、無印ではどのようにしていったかについて書かれております。
具体例が非常に多く、今すぐにでも自分の業務をマニュアル化できないか、考えてみたくなる1冊となっております。
どのような職場においても「マニュアル化する」という考えは必要であると思うので、職種に関係なくオススメできる1冊です。

いかがだったでしょうか?
今回の書籍はすべて、Kindle Unlimitedで読むことができました。
月980円で本が読み放題は、私は得だと思っているので使用しています。
気になる本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
( `Д´)/ジャマタ
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