
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍は、以下のとおりです。
- 1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365(デイヴィッド・S・キダー , ノア・D・オッペンハイム :著, 小林朋則:翻訳)
- バカが多いのには理由がある(橘玲)
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365(デイヴィッド・S・キダー , ノア・D・オッペンハイム :著, 小林朋則:翻訳)
題名のとおり、1日1ページ読んでいくことで、各分野についての教養が身についていくというコンセプトでまとめられた本になります。
nickは1日1ページと言わず、一気に読んでいきました。
この本の面白いところは、曜日ごとに解説されている分野が決まっており、それを1週間でローテーションしていくところになります。
1週間のローテ表は次のようになっております。
月:歴史 火:文学 水:芸術 木:科学 金:音楽 土:哲学 日:宗教
このラインナップに「音楽」が入っているところは、nick的にはポイントが高いです。(´ー`)y-~~
音楽史の復習にはちょうどよかったです。
また、メインの内容に補足する形で豆知識がいくつか挿入されているのもよかったです。
この豆知識に書かれている内容が、結構(´・∀・`)ヘーと思うことが多かったです。
nickは一気に読んでいきましたが、1日1ページであれば読書のハードルとしては低いと思います。
読書の時間はたくさん取れないけれど、「世界基準の教養を身に着けたい」「雑学を身に着けたい」という方におすすめできます。
バカが多いのには理由がある(橘玲)
言ってはいけない―残酷すぎる真実―などの著者でお馴染みの橘玲氏の書籍。
なかなかぶっちぎったタイトルですが、タイトルにあるバカが多い理由はサクッと説明し、それに元ずいて社会を切るといった内容でした。
本書のなかでは「ファスト思考」と「スロー思考」の2つが紹介されており、直感的な思考である「ファスト思考」しかできない人間を”バカ”であると定義しております。
「ファスト思考」と「スロー思考」の両者を使いこなす事ができる人が賢い人であるとするのだが、人間はどうしても直感的思考で物事を正しいと判断してしまいがちであるので、気をつけなければいけないのだそうです。
これは、時間をかけて考える「スロー思考」は脳に負担がかかりすぎるため、無意識に避けてしまう傾向にあるのだそうです。
ゆえに、人は直感に頼った思考が多くなりやすく、結果”バカ”となってしまうのだそうです。
この”バカ”の定義づけのあとの話が非常に面白く、大きな声では言いづらい話をハッキリと
たとえば、この様な文が書籍内にあります。
”凡庸な楽曲を美談で飾り立てると名曲に変わるのもこれと同じです。消費社会では、モノではなく物語が消費されます。ほとんどのひとはクラシック音楽に興味があるわけではなく、手っ取り早く感動を手に入れたいのです。「日本のベートーヴェン」は、〝障害〟や〝被爆者〟でマスコミを踊らせれば、音楽的な才能がなくても大きな成功を手に入れられることを実証しました。その意味で彼は、〝自分マーケティング〟の天才だったのです。”
ゴーストライター事件についての筆者の考察ですが、(こんな事件あったなという感じですが・・・)この事件がいかに人が直感で判断させられているのかがわかると思います。
これは”障害”や”被爆者”に悪い人はいないだろうという「ファスト思考」を利用した(意図的なのかはわかりませんが)例であるとnickは思います。
「こんなのよく調べればわかったはずだ」
「なぜ裏取りをしなかったのか」
などの意見はあると思いますが、それらを通り超えてしまうほど強いバイアスが掛かってしまうということを我々は知っておくべきであると思います。
「人間の直感は80%は正しい」という研究結果もあるそうですが、裏を返せば直感だけでは100%にはたどり着かないということなのだと考えます。
様々な社会問題を通して自分が”バカ”な判断、思考をしていないかを確認することができました。

いかがだったでしょうか?
木曜に音楽のレビュー、週末には旅の写真を紹介しております。
よろしければそちらもご覧ください。
( `Д´)/ジャマタ
コメント