
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は藤田和日郎氏の『読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~』をレビューします。
著者の藤田和日郎について

藤田和日郎(ふじた かずひろ)は週刊少年サンデーで連載を続けている漫画家です。
主な作品は「うしおととら」や「からくりサーカス」などになります。
彼の元アシスタントには「烈火の炎」の安西信行や「金色のガッシュ」の雷句誠などのちに漫画家として大成した方が数多くいます。
そんな藤田氏が、彼のアシスタントたちに語っている漫画家としてのあり方についてまとめたのが本書になります。
クリエイターに必要な3つの心がけ

本書から読みとるクリエイターに必要な3つの心がけは次の通りになります。
・意外性はいらない
・好き=オリジナリティ
・技術よりも伝えたいことが先
順に解説していきます。
意外性はいらない

1つ目は「意外性はいらない」です。
本書には次のような一文があります。
常識から入って、意外性を用意して、期待感の通りに終わるのがベストだ
藤田和日郎:読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~
本書で藤田氏は、新人の漫画家は意外性や独自性ばかりを求めて漫画を書いている方が多いと述べています。
これは新人が漫画の世界を「自分を誉めてくれる場所」であると勘違いしていることに原因があると、藤田氏は推察しています。
そうではなく、ある程度読者が考える常識や期待感を軸にすることが大切であると述べています。
この一文は、長年少年誌で連載を続けている藤田氏ならではの言葉であると思います。
好き=オリジナリティ

2つ目は「好き=オリジナリティ」です。
このことについては本書ではかなり端的に表現されております。
「好き」が個性だから。
藤田和日郎:読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~
これはnickの考えですが、個性というものは出そうとしなくても勝手に出てくるものであると考えます。
「個性」が大切であるという教育が重要視されて久しいですが、そんなことをわざわざしなくても、人は個性的になるのです。
また無理に個性を出そうとすると自分に嘘をつくことになり、とても大きなストレスとなってしまいます。
自分が好きなことがなんなのか?
自分を見つめ直してみると良いと思います。
技術よりも伝えたいことが先

3つ目は「技術よりも伝えたいことが先」です。
テクニックは、「これを伝えたい!」と描き手が真剣に考えていれば自分で気づいて身についていくものだと思うし、作家はそうあるべきだと思う。
藤田和日郎:読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~
本書の中で藤田氏は、テクニックは「これを伝えたい!」と書き手が真剣に考えていれば自分でその方法を身につけていくと語っています。
これは多動力的な発想に近いと思います。
そして、自分の中の「これを伝えたい!」が何なのか?
それは自分の「好き」が何のか?の話に繋がってきます。
自分はこの作品を通して何を伝えたいのか?
その伝えたいことをより正しく、わかりやすく伝えるために技術があるのです。
ついつい技術に走ってしまいがちな方々へ、藤田氏は警鐘を鳴らしているのだと思います。
まとめ

今回のまとめは次のようになります。
・意外性は必要ではあるが、相手の求めていることもきちんと汲み取る
・自分の好きなことが個性である
・技術よりも伝えたいことを自分中で明確にする
今回取り上げた3つの心がけは、漫画に限らず音楽や美術など他の芸術活動にも当てはまると思います。
音楽や絵描きの方が読まれてもとても面白く読める1冊であると思います。
電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください。

いかがだったでしょうか?
木曜に音楽のレビュー、週末には旅の写真を紹介しております。
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( `Д´)/ジャマタ
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