
どうも、nickです。
月曜の書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は枡野俊明氏の人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法レビューします。
この本は禅宗の住職である著者が、禅の思想から「お金」との付き合い方について語られた本になります。
今回は、本書を読んだnickが考える禅から学ぶお金と仕事の付き合い方を3つ紹介します。
現在の生活を改善したい方、ミニマリズムに興味のある方などにオススメです。
禅から学ぶお金と仕事の付き合い方3選

禅から学ぶお金と仕事の付き合い方3選は、次のとおりです。
・質素な生活ではなく簡素な生活をする
・足りないと思ったら、足す努力をすればいい
・どんな小さな仕事でも続ける
順に解説していきます。
質素な生活ではなく簡素な生活をする

1つ目は「質素な生活ではなく簡素な生活をする」です。
質素と簡素の違いについて、筆者は次のように述べています。
質素な生活をするのか、簡素な暮らしをするのか。実はそれはお金のあるなしとは関係のないことなのです。お金がないから質素な生活をするしかない。そうではなく、お金がないのなら簡素な暮らしをしようと思うこと。反対にお金が十分にあったとしても、できる限り簡素な生活を心がけるようにする。
枡野俊明:人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法
筆者はお金がないからシンプルな生活をするのではなく、お金が十分にあったとしても簡素な生活をするべきであると説いています。
極端な例になりますが、禅の修行僧は畳1畳分のスペースと食器、僧の服装と寝具のみを所持して生活をしています。
食事に関しても、肉や魚は食べず、茶碗1杯のお粥と小皿程度の野菜を1食としています。
その程度の食事量でも、お寺の掃除などの肉体労働や坐禅の修行などを問題なく行なっています。
人間、生きていくだけであればそれだけのスペースとモノ、食事で十分なのです。
また、簡素な暮らしについては次のように述べています。
簡素な暮らしとは、無駄な物を排除していくことです。部屋のなかを物で満たすのではなく、できる限りシンプルにしていく。本当に必要な物を厳選して、それを大切にしながら生きてゆくこと。そんな生き方をしていれば、自然と心のなかもすっきりとしてくるものです。そして心のなかがすっきりすれば、余分な欲望には目が向かなくなります。要するに、お金のことなど気にならなくなるということです。
枡野俊明:人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法
いくら稼ぎがあろうとも、簡素に暮らすことで心が安定するのだと説いています。
この考え方は、ミニマリストの考え方と同じであります。
シンプルな生活をしていると、モノが目に入らなくなるので自然と物欲が低くなっていきます。
またモノに対してエネルギーを使うこともなくなるので、やりたいことに集中できるようにもなります。
今は使わなくなった無駄なモノないか?
探して処分してみてください。
足りないと思ったら、足す努力をすればいい

2つ目は「足りないと思ったら、足す努力をすればいい」です。
これについて、筆者は次のように述べています。
お金だけでなく、何かが足りないのであれば、それを足していく努力をすればいいのです。一所懸命にそれを補うような行動を起こせばいいのです。その一所懸命の努力のなかにこそ、本当の幸せは宿っているもの。不幸の種ばかりを集めていても、幸せの花を咲かせることはできません。
枡野俊明:人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法
具体的な話になりますが、「給料が低い」、「お金がない」と思っている方は、月いくら足りないと思っているのでしょうか?
このように思われている方は、普段の生活の中で1ヶ月にいくらあれば生活できるのかを調べてみてください。
家賃にもよるかと思いますが、必要最低限の生活であれば10万円もあればなんとかなるとnickは思います。
自身の家計簿を調べた結果、「いくら足りないな」と思ったら、その分だけ頑張ればいいのです。
世の中に溢れている「平均」や「普通」に踊らされてはいけないことを、筆者は警告してくれています。
nickの月の家計簿を公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
どんな小さな仕事でも続ける


3つ目は「どんな小さな仕事でも続ける」です。
これについて筆者は、次のように述べています。
どんな小さな仕事でも、続けることで必ずキャリアになってくる。一所懸命にやればやるほど、それは大きな宝物になっていく。そして結果として、若いころに培った宝物が、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。たとえ別の仕事に移ったとしても、今の仕事が無駄になることなどありません。必死になって向き合えば、必ずそれがあなたを助けてくれる力になる。仕事とはそういうものだと私は思っています。
枡野俊明:人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法
nickも教員時代に、部活で使用するために楽譜を作成したり、地域の吹奏楽団に所属して演奏会に参加するなどの活動を続けておりました。
今では演奏会ごとに編曲をして世に発表したり、楽団のメンバーとして演奏会を開くようになりました。
小さな仕事がやがてなりわいとなり、今では生活の一部となってきました。
なので、趣味で続けている作曲、編曲、演奏活動は今後も続けていきたいと考えています。
作曲、編曲についてはnickのYouTubeチャンネルを
また、「なりわい」についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ


今回のまとめは次のようになります。
・簡素な生活でも人は十分に生活していくことができる。
・モノを減らしてシンプルな生活をすることで、目の前のことに集中することができるようになる
・世の中の「普通」に惑わされず、足りないと思ったらその分だけ頑張る
・小さな仕事をつつけていると、やがて大きな成果につながる
本書には他にも、禅の僧侶が考えるお金にまつわるシンプルな生活について語られています。
電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください。


いかがだったでしょうか?
木曜に音楽のレビュー、週末には旅の写真を紹介しております。
よろしければそちらもご覧ください。
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( `Д´)/ジャマタ
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