【部活はやれ】頭のいい親が我が子にさせてるIQが上がる3つの習慣と、部活動をやるべき理由とは?

教育
nick hosa
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どうも、nickです。

月曜の書籍レビューの時間です。

今回紹介する書籍はこちらになります。

今回は苫米地英人氏の「頭のよい子の親がしている28の習慣: IQを高める天才思考」をレビューします。

この本を読むことで、子どものIQを上げるための習慣がわかるようになります。

今回は、本書の中に書かれている内容から子どものIQを高める習慣を3つ紹介していきます。

子育て中の方や教員の方、スポーツや芸術に関わる方はぜひご覧になってください。

子どものIQを高める3つの習慣

頭のいい親がしている、子どものIQが上がる3つの習慣は次の通りです。

・スポーツをさせる

・音楽を習わせる

・疑問を持たせる

順に解説していきます。

スポーツをさせる

1つ目は「スポーツをさせる」です。

スポーツについて本書では、次のように述べられています。

「IQを上げるのに勉強ではなくて運動?」そう思われた人もいるかもしれません。しかしこれば大変重要になってきます。ドーパミンは運動を促す神経伝達物質で、行為の報酬としての役割もあります。人間はドーパミンが出ることで、モチベーションを高めたり、ものごとを学習することができます。脳にとって思考は、抽象空間での運動なのです。ですから、高い抽象思考を駆使するには、ドーパミンが欠かせません。

苫米地英人:頭のよい子の親がしている28の習慣: IQを高める天才思考

運動の健康効果はよく言われていますが、脳にとっても良い効果が期待されることが多くの書籍でも語られてます。

著者は特に、サッカーやバスケなどの攻守が頻繁に入れ替わる競技をおすすめしています。

これは、自分のことだけでなく相手の動きや味方の動きも視野に入れて思考しなければならないからです。

チームスポーツには本人の向き不向きもあります。

ドーパミンの分泌が重要なので、陸上競技や水泳などの個人競技でも取り組む意義は当然にあります。

どのような競技を選択するのかは、子どもの性格や本人の意欲に任せていいと思います。

音楽を習わせる

2つ目は「音楽を習わせる」です。

音楽を習うメリットは、著者の別の本でもたびたび語られています。

本書では次のように述べられています。

ところで習いごとといえば、ひとつ抽象度を上げるのに適したものがあります。それは、ピアノやヴァイオリン、つまりクラシック音楽を習うことです。音楽は抽象思考です。特に、クラシックは過去の天才達の作品を再現します。モーツァルトやベートーヴェンなど、過去の偉大な芸術家たちが表現したかった抽象度の高い世界をリアリティを持ってイメージしなくてはなりません。彼らの世界観に整合性を持たせて、自分が再現するわけですから、抽象度がとても上がるのです。また、譜面の世界と音の世界を身体性をもって結びつけるという作業は、それだけで抽象思考の訓練になります。

苫米地英人:頭のよい子の親がしている28の習慣: IQを高める天才思考

筆者は本書で、抽象度を上げることがIQを上げる上で必要であると述べらております。

楽譜を読んで、それがどんな音楽になるのか?

実際に楽譜を演奏すると、どのように身体が使われるのか?

紙面に書かれた音楽を再現することが、抽象度を上げるトレーニングになるのです。

また、誰かと同じ曲を一緒に演奏することで、人の動きに自分の動きを同期させる訓練にもなります。

著者はクラシック音楽をすすめていますが、音楽のジャンルは何でも良いいと思います。

独学でも誰かから習うでも良いので、何かの楽器を練習してみることをnickはオススメします。

また作曲など、音を記号で書き表す活動も抽象度上げるトレーニングになります。

子どもの気質に合わせて、スポーツか音楽かどちらか選ばせるといいでしょう。

疑問を持たせる

3つ目は「疑問を持たせる」です。

子どもに疑問を持たせることで、思考するクセをつけさせる狙いがあります。

本書では、次のように述べられています。

子どものころから疑問を持たせ続けたら、それが習慣になります。大人はすぐに会話を打ち切ろうとしますが、それはよくありません。子どもに調べさせる、考えさせることが大切なのです。

苫米地英人:頭のよい子の親がしている28の習慣: IQを高める天才思考

ここでやってはいけないのは、大人の方で子どもの疑問を潰してしまうことです。

大人の方で疑問に答えてしまったり、適当にはぐらかしてしまったりなどの行動が、それに当たります。

そうではなく、どのようにすれば疑問が解決できるのかを、大人は示すべきなのです。

子どもというのは知的好奇心が高いので、「こうするといい」とアドバイスすると、素直に実行するものです。

大事なのは、疑問に対して調べたり考えたりすることで、問題を解決する方法を子ども自身が知っていくことなのです。

また、読書も子どものIQ上げることに貢献します。

著者は、本を読む際には反論を考えることが大切であると述べています。

本を読むにあたっては、次のことに留意してください。内容に対して、常に反論を考えながら読む。つまり、書いてあることが「正しいか、正しくないか」を判断しながら読むのです。そして、もし正しくないと思ったら、自分なりの反論を考えます。〈中略〉注意してほしいのは、決して否定ありきで読むのではないということ。それでは読む本の内容が間違っているという前提になってしまいます。そうではなく、正しいという前提の中で、正しくない可能性を探るのです。そして「もし、本の主張が正しくないとすれば、こういう理由だから」と考えるのです。また、疑問を持つだけでも足りません。疑問を持つだけでは、脳を活かしているとはいえません。疑問を持って、さらにその理由を考えるのが大切です。

苫米地英人:頭のよい子の親がしている28の習慣: IQを高める天才思考

反論を持つだけでなく、その理由を考えることが大切であると筆者は述べています。

本書では本を例にしていますが、何も本に限った話ではないと思います。

テレビやYouTubeなどのメディアから発せられる情報に対しても、「本当にそうなのか?」と疑問を持つことは大切なことであると思います。

反論が、理論的に正しいかどうかは関係ありません。

子どもたち自身の頭の中で、思考実験ができるかどうかがカギとなります。

部活動こそ、キチンと行うべきである

これらの著者の主張から考えると、部活動こそキチンと行われるべきであるとnickは思います。

なぜなら、部活動にはスポーツや音楽、言語活動などの抽象度が上げられる活動がとても多いからです。

しかし、現在学校現場では部活動のあり方が問われております。

誰が部活を指導するのか?

1つは、「誰が部活を指導するのか?」です。

現在各学校では、教員の長時間勤務解消のために勤務時間の適切化がはかられています。

また、競技未経験者が顧問に着くなど、専門的な知識や技術を持った方が指導に関われていない実態もあります。

学校の教員が顧問についた方が生徒のコーチングはしやすいとは思いますが、長時間勤務がとても大きな負担となっています。

教育大学の学生の中には、部活の顧問がイヤで教職になる事を諦める方もいるそうです。

そのような現状から、部活動を外部の指導員や民間のクラブ活動に委託していく動きが進んでいます。

いずれにせよ、部活動に対しては人材やお金をきちんと投資するべきであるとnickは思います。

部活動に強制的に加入させられる

学校によっては、部活動への加入が強制となっている学校があるそうです。

これには内申点などへの配慮があるようですが、nickが勤務したことのある学校では部活動への強制加入を行なっていた学校はありませんでした。

この、部活動への強制加入こそが一番の問題点であると考えています。

放課後の時間の使い方は、生徒本人が自由に決めるべきでしょう。

それにも関わらず、興味のない部活動にやむなく参加するという事は、生徒本人とっても、顧問の先生にとってもよろしくないと思います。

部活動への強制加入は、生徒と顧問のマッチングがうまくいかない原因となっています。

部活の指導をやりたい人(教員なり外部指導員なり)と、部活に力を入れてやりたい生徒とが上手く出逢えるのようになるのが1番いいと思います。

授業も部活も、どちらも大事

文武両道という言葉があるように、nickは授業などの座学も、部活動のような課外活動も、どちらも人生を豊かにするためには必要であると考えています。

しかし、この手の議論になるとなぜか「どちらかでなければいけない」となっています。

なぜ「どちらかでなければいけない」という議論になるのかが、nickにはよくわかりません。

両方うまくやれば良いのではないでしょうか?

どのような選択を取るのかは、子供たち自身が決めることです。

大人が決めてあげることではありません。

我々大人たちは、子どもがやりたいということをサポートすることしかできません。

「私が何とかしなければ」とか「こうあるべきだ」などと考えると、歪みが起こってしまいます。

まとめ

今回のまとめは次のようになります。

 

・運動をすることで脳内にドーパミンが分泌され、脳に良い影響が出る

・音楽を習うことで、効果的に抽象度を上げることができる

・疑問を持たせるクセをつけさせることで、反論を考えさせる習慣が身につき、子どもの思考がより深まる

・これらのことから、キチンと部活動は行われるべきであるとnickは考える

 

苫米地氏の本は今まで多数読んできましたが、氏の本は文章が明確でたいへん読みやすいです。

本書には、さらに細かく子どものIQを上げる方法が書かれています。

電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式で詳しくお読みになってください。

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( `Д´)/ジャマタ

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