
どうも、nickです。
書籍レビューの時間です。
今回紹介する書籍はこちらになります。
今回は土井善晴氏の一汁一菜でよいという提案レビューします。
本書は料理研究家が、"普段の料理は適当でよい"という提言で話題となった一冊になります。
今回は、本書を読んでnickが学んだ生活の質があがる3つの学びを紹介します。
生活の質があげる3つの学び

本書を読んで得た3つの学びは次のとおりです。
・普段の料理は適当でいい
・パフォーマンスを高めたいなら一汁一菜
・料理が美味いのは素材のおかげ
順に解説していきます。
普段の料理は適当でいい

1つ目は「普段の料理は適当でいい」です。
本書を象徴する言葉ですが、次のように紹介されています。
家庭料理、日常の料理は、こうした当たり前の調理以上にはそもそも手を掛ける必要はない、というのが本当です。
土井善晴:一汁一菜でよいという提案
料理研究家の方がこのような発言をされることに驚かれる方もいると思います。
しかしこれは、和食における「ハレ」と「ケ」の考えに基づく発言になります。
「ハレ」と「ケ」

「ハレ」は正月などの節目の日や儀礼のことをいい、「ケ」はそれ以外の日常のことを指します。
和食にも、この「ハレ」と「ケ」の分別がつけれらております。
なので、日常の料理は一汁一菜などの簡素なもので良いのです。
それ以上に増やすと贅沢な「ハレ」の料理となってしまいます。
毎日が「ハレ」の料理だと、本当に「ハレ」の日の料理がありがたくなくなってしまいます。
つまり、メリハリが大事であるということです。
普段の日常は、頑張らないくらいがちょうどいいのです。
パフォーマンスを高めたいなら一汁一菜

2つ目は「パフォーマンスを高めたいなら一汁一菜」です。
「慎ましい暮らしは大事の備え」と言われます。仕事に集中するときに、一汁一菜を試みて下さい。きっとはかどると思います。
土井善晴:一汁一菜でよいという提案
少食の方がパフォーマンスを上げやすい。
これは断食を推奨する書籍などでも言われていることです。
少食にするメリットは眠くなりづらくなる、消化にエネルギーを使わなくて済むため体力が増すなど、さまざまあります。

nickは一日一食生活を約一年続けていますが、これらのメリットを感じられています。
現代人は食べ過ぎ?

そもそも現代人は食べ過ぎであると言われています。
江戸時代ごろまで日本人は1日2食だったそうです。
しかし、農作業や産業の発達によって、必要とするカロリーが増えたため、一日三食になっていったようです。
普段の食事の量を少し減らすだけでも効果はあります。
実験してみるくらいの感覚で、食事回数を減らしてみてはいかがでしょうか?
料理が美味いのは素材のおかげ

3つ目は「料理が美味いのは素材のおかげ」です。
「良き酒、良き味噌は人間が作るものではない、俺が作ったなどと思い上がる心は強く戒めなければならない」
土井善晴:一汁一菜でよいという提案
和食は調味料をあまり使わず、素材の味を生かす調理法を中心に発展していったそうです。
それは素材の良さを生かすためです。
本書で紹介されている料理も、調味料は味噌くらいしか使っていません。
料理とは調味料を使わなくても十分に美味しくなるのです。

nickも普段の調理には塩しか使わないですが、s美味しく食べれています。
「禅」の思想とのつながり

余計なことをしないは「禅」の思想と似ていると思います。
味というものは調味料を使わなくても、食べ物にはもともと備わっています。
そして、腐っていない限りはどんな食べ物も美味しいはずです。
余計なことをしなくても、食べ物は美味しく食べられることを昔の日本人は知っていたのだと思います。
「禅」の考えは、何かしら和食文化に影響を与えているのではないかとnickは考察します。
自分への戒めの意味も?

上の引用文は、なにも料理に限った話ではないと思います。
日々の生活や仕事の成果など、本当に自分の腕のみで成り立たせたのか?
そんなことは決してないことを、上の文章は示唆しているとnickは考えます。
「周囲の人や環境をもっとよく見て配慮すべし」という戒めの意味も込められているのではないでしょうか?
一汁一菜すらも面倒なら・・・

「一汁一菜ですら面倒!」
そんな方はメスティンでの調理をオススメします。
もともとはキャンプ用の器具なのですが、食器も兼ねており洗うのも楽なのでnickは日常的に使用しております。
具体的な調理方法は具材を切って茹でる。
これだけでOKです!
味噌汁の具で使うような具材であれば、何を入れても大丈夫です。
容量も多くないので、食べ過ぎることもありません。

nickは茹で汁をオートミールに吸わせて食べています。
オートミール、鶏肉、キャベツ、ごぼう、人参、里芋、昆布、たまご、岩塩、オリーブオイルでメスティン朝食。
ごぼうはささがきにして投入。
皮をむいたりアク抜きなどの下ごしらえは、面倒なので省きます😌
それでも十分満足できる美味しさになります😛#オートミール #朝食 #メスティン pic.twitter.com/zzbc6BW64k
— nick hosa月収14万で楽譜販売をする元音楽教員 (@nick_hosa) January 21, 2022
オートミール、豚肉、大根、玉ねぎ、キャベツ、昆布、カボチャ、餅、味噌でメスティン朝食。
昆布を具材にすると出汁も取れてGOOD👍
味に旨みが出るようになります😛
昆布はそのまま食べてしまえばいいので、処理も楽です👌#朝食 #メスティン #オートミール pic.twitter.com/N4pJAc8SKI
— nick hosa月収14万で楽譜販売をする元音楽教員 (@nick_hosa) January 3, 2022
Tweetは実際の調理例になりますので、参考にしてください。
まとめ

今回のまとめは次のようになります。
・普段の料理は適当に、たまに豪華に
・食べすぎない方がパフォーマンスが上がる
・調味料を使わなくても食べ物は美味しい
・一汁一菜も面倒ならメスティンで調理しろ
本書は主婦層から圧倒的な支持を得ました。
ですが、主婦ではない方や料理に興味のない方が読まれても十分に面白いと思います。
電子書籍でも読むことができますので、お好みの形式でご覧になってください。

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( `Д´)/ジャマタ
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