【中高生のための音楽理論】見逃してない?!元音楽教師がわかりやすく反復記号の読み方を解説します!

音楽理論
nick hosa
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どうも、nickです。

中高校生のための音楽理論の回になります。

今回は反復記号の読み方を解説していきます。

合唱の楽譜などでよく使われている反復記号ですが、読み方はよくわからずに歌っている方も多いかと思います。

それほど難しくはありませんので、ぜひ最後までご覧になって下さい。

反復記号とは?

反復記号とは、次の記号などを指します。

見覚えはあるけれど、何を意味しているのかわからないという方は多いのではないでしょうか?

これから反復記号の意味を、1つずつ説明していきます。

リピート記号

リピート記号で挟まれた小節は、2回繰り返して演奏します。

たとえば、次のような演奏順番になります。

反復記号の中では、最も見覚えのある記号ではないでしょうか?

また、戻る位置に指定がなければ曲の最初に戻ってください。

1カッコ、2カッコ

繰り返す内容が部分的に異なる場合は、1カッコ、2カッコを使って表します。

この時の注意点は、2週目は1カッコを飛ばして2カッコに入るということです。

これを忘れる方が多いので気をつけてください。

ダ・カーポ(D .C.)

ダ・カーポ(D.C.)は、この記号が記された小節まで演奏したら曲の最初に戻って下さい。

そして、fine.もしくはフェルマータ(𝄐)がついている小節まで演奏をして下さい。

止まるのを忘れると永久に曲が終わらなくなりますので、必ず指定の場所で止まって下さい。

ダル・セーニョ(D.S.)

ダル・セーニョ(D.S.)は、この記号が記された小節まで演奏したら、ダル・セーニョ記号が書かれた小節に戻ります。

そしてFine.(またはフェルマータ)まで演奏します。

注意する点はダ・カーポ(D.C.)と記号が紛らわしいことと、戻る場所は記号が書かれている右下の小節であるという点です。

少しややこしいので気をつけて下さい。

コーダ(Coda)

D.C.やD.S.などによって反復する部分にコーダの記号が書いている場合は、コーダの記号から記号に飛んでください。

なお、コーダの記号は1週目の時は無視して2週目の時に飛ぶようにして下さい。

総合問題

ではまとめとして、冒頭に載せた楽譜をもう一度出します。

この楽譜はどのような順番で読めばいいでしょうか?

答えがわかったら、下にスクロールしていって確認してみて下さい。

(答え)

どうでしたでしょうか?しっかりと読めたでしょうか?

まとめ

今回のまとめは次のようになります。

・リピートは2回繰り返す。

・2カッコに進むときは、1カッコを飛ばす。

・D.C.は最初、D.S.は記号の右下に戻る。

・コーダの記号は2週目のみ有効。

反復記号は楽譜を読むルールの中でも、比較的やさしい部類に入ると思います。

普段何気なくみていた楽譜の中にも、よく書かれていると思います。

これからは意識して楽譜を見てみて下さい。


nick hosa
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( `Д´)/ジャマタ

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