どうも、nickです。
中高生のための音楽理論、和音の回です。
今回はコードネームについて解説していきます。
コードネームの読み方や意味がわかると、楽曲のアレンジへの道がひらけてきます。
今までの和音についての解説は下にまとめてますので、ご覧になっていない方はこちらからどうぞ。
コードネームとは?
コードネームとは和音構成を記号化したもので、英語音名をもとに表されます。
また、呼び方にも英語の読み方を使います。
音名についての詳しい説明は過去の記事を参考にしてください。
コードネームが読めると?
コードネームが読めるようになると何ができるようになるのでしょうか?
コードネームが読めるようになると、編曲(アレンジ)ができるようになります。
これらを応用すると、クラシックの楽譜をポップス書き直す、コードのみ書かれている楽譜を吹奏楽で演奏できるように書き直す、コードをDTMに打ち込んで電子音楽に直すなどといった事ができるようになります。
編曲の方法まで解説すると長くなってしまいますので、今回はコードネームの読み方と書き表し方のみに絞って解説をします。
コードネームの読み方と書き表し方
ではコードネームの読み方と書き表し方を、今までに出てきた和音を使って説明していきます。
三和音のコードネーム
今まで見てきた三和音をコードネームに書き直すと、次のようになります。
長三和音(メジャー)
長三和音はメジャー(major)と言い、根音の英語音名で書き表します。
たとえば、ドの音を根音とする長三和音の場合は、次のようになります。
同じように、レの音を根音とする長三和音の場合は、次のようになります。
他の和音は、全てドの音で説明していきます。
短三和音(マイナー)
短三和音はマイナー(minor)と言い、根音の英語音名+mで書き表します。
増三和音(オーグメンテッド)
増三和音はオーグメンテッド(augmented)と言い、根音の英語音名+augで書き表します。
減三和音(ディミニッシュ)
減三和音はディミニッシュ(diminish)と言い、根音の英語音名+dimで書き表します。
三和音のおさらいは、こちら↓からどうぞ。
七の和音のコードネーム
同じように、七の和音のコードネームの読み方と書き表し方を解説します。
属七の和音(ドミナント・セブンス)
属七の和音はドミナント・セブンス(dominant 7th)と言い、根音の英語音名+7で書き表します。
実際には単にセブンスと呼ぶことの方が多いです。
長七の和音(メジャー・セブンス)
長七の和音はメジャー・セブンス(major 7th)と言い、根音の英語音名+M7で書き表します。
短七の和音(マイナー・セブンス)
短七の和音がマイナー・セブンス(minor 7th)と言い、根音の英語音名+m7で書き表します。
減七の和音(ディミニッシュ・セブンス)
減七の和音はディミニッシュ・セブンス(diminish 7th)と言い、根音の英語音名+dim7で書き表します。
七の和音のおさらいは↓からどうぞ。
まとめ
今回のまとめは次のようになります。
・コードネームとは、和音構成を記号で書き表したものである
・コードネームが解読できるようになると、さまざまなジャンルに編曲が可能となる
・コードネームは、根音の英語音名+αで書き表す事ができる
今回はコードネームの読み方に絞って解説させていただきました。
コードネームを和音に、和音をコードネームに変換できると、さまざまな様式にアレンジができるようになります。
そうすると、音楽がより面白いものになっていきます。
次回はオンコードとコードネームの判別方法について解説します。
いかがだったでしょうか?
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( `Д´)/ジャマタ
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