どうも、nickです。
中高生のための音楽理論の回になります。
今回から和音の解説を数回に分けて行っていきます。
1回目の今回は
・和音とはなんなのか?
・4種類の和音の紹介
・4種類の和音の聴き比べ
について解説していきます。
和音とはなんなのか?
和音(いわゆる”コード”のことです)とは次のように説明されます。
ある音の上に3度ずつ2つの音を積み重ねた音を三和音と言います。
また、和音を構成する音のことを和音の構成音といい、それぞれ「根音」「第3音」「第5音」と呼ばれます。
そして上の図のように、根音から順番に団子のように重ねられた和音の形を和音の原型といいます。
和音にもいくつか種類がありますが、今回は3つの音からなる和音を紹介していきます。
三和音の種類
三和音は3度音程の組み合わせで4種類に分類されます。
長三和音 短三和音 増三和音 減三和音
3度音程には「長3度」と「短3度」がありました。
増3度や減3度というのもありますが、和音の話では長3度と短3度しか使いません。
わかりやすく図にするとこんな感じです。
レゴブロックのようなものだと思って下さい。
上に書きました4種類の和音を、音符と図で説明していきます。
長三和音
長三和音は下と真ん中の音が長3度、真ん中と上の音が短3度となる三和音になります。
短三和音
短三和音は下と真ん中の音が短3度、真ん中と上の音が長3度となる三和音になります。
増三和音
増三和音は上下どちらも長3度となる三和音になります。
減三和音
減三和音は上下どちらも短3度となる三和音になります。
三和音度との音色の違い
ではそれぞれの和音にどのような違いがあるのでしょうか?
それは音色の違いになります。
ここで例を上げたいと思います。
例① 根音が同じ4種類の和音の聴き比べ
次の和音を左から順に演奏すると、次のようになります。
どうでしょうか?
長三和音は明るく、短三和音は暗く、増三和音と減三和音は歪んで聴こえたのではないでしょうか?
4種類の聴こえ方に違いがあるということが理解できたかと思います。
例② 根音は違うが同じ種類の和音の聴き比べ
次は根音を変えて、同じ種類の和音を聴き比べてみましょう。
高さは違いますが、4つとも明るい響きに聞こえたのではないでしょうか?
残りの3種類も聴き比べてみましょう。
どうでしょうか?高さが変わっても、同じ種類の和音であると感じ取れたと思います。
また演奏する楽器が変わっても、違った音色になります。
このように、私たちが普段聴いている音楽は和音の種類や高さを変えて様々な音色が作られているのです。
まとめ
今回のまとめは次のようになります。
・3つの音を3度ずつ積み重ねた音の塊を和音という
・3度音程の組み合わせ方で4種類の三和音が作られる
・4種類の和音はそれぞれ聴こえ方が異なる
・高さが変わっても、同じ種類の和音であれば同じような音色に聴こえる
今回は和音の基本編ということで解説をさせていただきました。
和音について理解ができると、作曲や編曲をすることができるようになります。
作曲、編曲に興味がある方は次回以降も見て下さい。
次回は三和音の判別方法について解説します。
いかがだったでしょうか?
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( `Д´)/ジャマタ
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