どうも、nickです。
今回は音程の話の2回目になります。
2回目の今回は#、♭がついた場合の音程の変化について話になります。
楽譜や図を使ってわかりやすく説明しますので、最後までお読みください。
前回の見ていない方は↓を先に見てください。
#や♭がついた音程
♯や♭がつくことによって、音程は幅が変わって呼び名が変わっていきます。
どのように呼び名が変わっていくかは、上下の音程の幅が広くなるのか狭くなるのかで変わります。
呼び名がどのように変化していくかは、次の表を使いながら説明します。
どちらかに#、♭がついた場合
#、♭がついた場合の音程の読み取り方は、次の順で調べていきます。
①#、♭が付かない場合の音程を調べる。
②#、♭がつくことで、上下の音の幅が広くなるのか?狭くなるのか?を読み取る。
③音程表を見て呼び名の変化を調べる。
2、3、6、7度音程の変化
最初にのせた楽譜を使い、上の①〜③の順にそって説明をしていきます。
①#がついていないとすると、楽譜に書いてある音符は「ラ」と「ド」なので短3度になります。
②「ド」の音には#がついています。#が上の音についているので、上下の幅は広くなります。
なお、#は音程が上がる、♭は音程が下がる記号になります。
ごちゃ混ぜになっていないか、大丈夫でしょうか?
③短3度が広くなると、図の右側に呼び名が1つずれていきます。
なので呼び名は短3度から長3度に変わります。
このような流れで音程を判断していきます。
1、4、5、8度の音程の変化
では次の場合はどうなるでしょうか?
同じように考えていきましょう。
①#がついていないとすると、楽譜に書いてある音符は「ファ」と「ド」なので完全5度になります。
②「ファ」の音には#がついています。#が下の音についているので、上下の幅は狭くなります。
③完全5度が狭くなると、図の左側に呼び名が1つずれていきます。
なので呼び名は完全5度から減5度に変わります。
広くなる、狭くなるをまとめると?
音程の幅の広くなる、狭くなるをまとめると次のようになります。
・#が上につくと広くなる
・#が下につくと狭くなる
・♭が上につくと狭くなる
・♭が下につくと広くなる
上下に#、♭がついた場合は?
では、次のように上下の音に#、または♭がついた場合はどうなるでしょうか?
①#がついていないとすると、楽譜に書いてある音符は「ソ」と「シ」なので長3度になります。
②「ソ」の音には♭、「シ」の音には#ががついています。#が上の音、♭が下の音についているので、上下の幅は2段階広くなります。
③長3度が2段階広くなるので、図の右側に呼び名が2つずれていきます。
なので呼び名は長3度から重増3度に変わります。
また、次のような場合は上下の音の幅が変わらないので呼び名はそのままになります。
まとめ
今回のまとめは次のようになります。
・♯や♭がつくことで音程は幅が変わり、呼び名が変わる
・#は上がる、♭は下がる
・変化表は、2、3、6、7度は長短コース、1、4、5、8度は完全コースを進む
・上下どちらにも#、♭がつく場合は2段階変化 or 変化しない
#、♭がつくとややこしくなりますが、パズルくらいの感覚で取り組むのがおすすめです。
この音程が読めるようになると和音の分析やコード理論がわかるようになります。
次回はその和音の話をしていこうと思います。
いかがだったでしょうか?
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( `Д´)/ジャマタ
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