【中高生のための音楽理論】ドレミは実はイタリア語だった!?元音楽教師が解説するドレミの読み方②

音名
nick hosa
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どうも、nickです。

中高校生のための音楽理論の回になります。

今回はドレミの読み方の第2弾としてドレミ以外の音名の読み方の解説をします。

ちょっとした外国語の勉強になりますので、ぜひ最後まで読んでください。

また前回の記事は以下になりますので、こちらをご覧になってからお読みください。

他言語での音名の呼び方

音名をどのように呼ぶのかは、言語によって変わります。

なお、みなさんが普段使っているドレミはイタリア語になります。

イタリア音名は世界共通の音名として使用されております。

なぜイタリア音名が世界共通の音名として使われているかについては、歴史的な流れがあり長くなってしまうので割愛します。

そして、音名は各国の言語によって呼び方が変わります。

りんごを「りんご」というのか「Apple」というかの違いですね。

他言語の音名で、メジャーなものとして日本音名英語音名ドイツ音名が挙げられます。

日本音名のドレミ

日本音名では、ドレミではなく「ハニホヘトイロハ」を使います。

なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?

日本音名は日本国内でのみ使用されています。

そのため、世界規模で見ると紹介する中では日本音名が最も使用頻度が少ないです。

英語音名のドレミ

英語音名では、アルファベットを使います。

読み方は通常のアルファベットの読み方と同じです。

英語音名は主にコードネームなど、ポップスでよく使用される音名になります。

なぜ「ド」がAではなくCなのかについてですが、昔は「ラシドレミファソラ」と読むことが主流であったことの名残なのだそうです。

なので「ラ」の音からAがスタートしているのだそうです。

ドイツ音名のドレミ

ドイツ音名のドレミもアルファベットを使います。

しかし、アルファベットの読み方が英語とは異なります。

そして、BはなぜかHになります。

ドイツ語だと、このようにアルファベットを読むそうです。

ドイツに旅行の行かれる際には注意して下さい。(´ー`)

ドイツ音名は主にクラシックや吹奏楽の場面で使用されることが多いです。

以上が使用頻度が高い音名になります。

では、これらの言語の音名に#(シャープ)や♭(フラット)がついたら、読み方や書き方どうなるのでしょうか?

#(シャープ)や♭(フラット)がついたら?

#や♭がついた場合も、言語によって読み方や書き表し方が変わります。

以下に先ほど紹介した音名ごとに説明します。

イタリア音名

イタリア音名は、ドレミの右側に#または♭をつけるだけになります。

読み方は◯シャープ、◯フラットとなります。

日本音名

日本音名の#♭は、それぞれ嬰(えい)変(へん)と呼ばれます。

書き表し方は以下のようになります。

読み方は嬰◯、変◯となります。

英語音名

英語音名の場合は、アルファベットの右上に#または♭がつきます。

(画像では#♭の位置が右側になってしまっています)

読み方は◯シャープ、◯フラットとなります。

ドイツ音名

ドイツ音名の場合もアルファベットを使うのですが、#の時と♭の時とで書き表し方が違います。

#系

#系はアルファベット+isと書き表します。

読み方は画像の通りとなります。

♭系

♭系はやや面倒になっています。

基本はアルファベット+esと書き表します。

しかし、EとAはeが省略されます。

また、HはBになります。

♭系のみが不規則な変化があります。

気をつけて覚えるようにして下さい。

ちなみに#は音程が上がる♭は音程が下がる記号になります。

あべこべに覚えていないでしょうか?

よくある間違いになりますので、注意して下さい。

まとめ

今回のまとめは以下のようになります。

・言語によってドレミの読み方は変わる

・ドレミはイタリア語である

・音名は、日本語はハニホヘ〜、英語とドイツ語はCDE〜で書き表される。

・#や♭も、言語によって書き表し方が変わる。

・#は上がる、♭は下がる

以上のことを押さえて、音楽理論の勉強に取り組んでみてください。


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( `Д´)/ジャマタ

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