どうも、nickです。
今回は元高校教員でミニマリストのnickが、新任の先生こそミニマリストになるべきである理由についてお話しします。
ミニマリストとは?
ミニマリストとはモノを極力持たずに生活をする方々のことを指します。
特に有名な方はYouTuberとしても活躍している「ミニマリストしぶ」さんではないでしょうか?
ミニマリストの方々のブログや動画を見ると
「そこまで極端にモノを減らさなければいけないのか?」
と思われるかと思いますが、そこまでやる必要はありません。
しかし、モノが多いことで本当に必要なことに時間を割けなくなっているとnickは考えています。
学校にはモノが多すぎる
教員を辞めて1年がすぎましたが、そもそも学校にはモノが多すぎるとnickは改めて感じております。
外からやってくる書類が多すぎる
これはnickが教職に就いて真っ先に感じた感想であります。
とにかく書類がどんどんやってくる。
そして、いる、いらないの選別がとても難しかった記憶が残っています。
そのくせ、紙として残さなければならないものはごくわずかです。
使っていない教材、古い教科書を残しすぎ
あなたの学校にも、教材室という名の倉庫に古すぎる教科書や使っていない副教材などが大量にありませんか?
これらの本は量がとても多いので、手軽に捨てることが難しいです。
また、捨てていいのかどうかの判断も難しいです。
そして、今の教材研究の参考になったかというと、nickは正直微妙でした。
管理体制上、学校のモノは簡単には捨てられない
特に公立の学校の場合、学校においてある備品は公的資金で買ったモノが多いため、捨てるのにも許可が必要なことが珍しくありません。
つまり学校は、モノが増えやすく減らしづらい構造になっているのです。
2、30年以上前の機材が捨てられずに残っていることも、稀ではありません。
モノが多いことのデメリット
ここからはモノが多いことによるデメリットを語っていきます。
どこに何があるのかがわからなくなる
まず、モノが多いと必要な物を探すのに時間がかかります。
教員はただでさえ忙しいのに、モノ探しのために少ない時間がどんどん失われていくことになります。
教員が扱うモノの中には、公的文書などのなくなるとヤバいものも中にはあります。
nickも重要な書類が見当たらず、心臓に悪い思いを何度か経験しました。
こういったものほど、「なんでこんなところに置いたんだ?」というところから発見されるんですよね・・・
管理の手間
モノを所有するということは、モノを管理しなければならなくなります。
例えば、整理整頓や掃除などの手間ヒマがかかります。
モノを持っている限り、モノの世話をしなければならないということです。
世話をするのは生徒だけでいいです。
注意力を奪われる
モノが目に映ると、無意識のうちにそのモノに気が向いてしまいます。
これらが日々積み重なると、脳は無意識のうちにどんどん疲れていきます。
教員の主な作業は、脳を使う知的作業が多いです。
脳が疲れてしまうと書類作成でミスが多くなったり、致命的なミスを発見できなくなったりなど、業務に大きな支障をきたしてしまいます。
結果的に、多くの時間が奪われてしまいます。
ミニマリストになるメリット
教員がミニマリストになるメリットは次の通りになります。
- モノを探さなくて済む
- 時間ができる
- キレイを保てる
- 頭が疲れにくくなる
モノを探さなくて済む
統計によると、人は1日10分、年間150時間も探し物に時間を費やしているそうです。
それだけモノに多くの時間を奪われているということになります。
持っているモノが少なければ、当然そのモノを探す時間も少なくなります。
「アレがない、コレがない」といった心臓に悪い経験をすることもありません。
心が繊細な方は、モノを減らすことを特にオススメします。
時間ができる
探し物が減ると、その分だけ自由な時間が増えます。
生み出した時間で何ができるでしょうか?
ざっと思いつくだけでも、これらのことができるようになると思います。
- 教材研究
- 生徒とのコミュニケーションを増やす
- 自分のための時間に使う
- 定時で帰る
モノを減らすことで生まれた時間は、自分の使いたいように使うことができます。
キレイを保てる
モノが減ると掃除をする必要も、徐々になくなっていきます。
すると、掃除をしなくても身の回りのキレイを保てるようになります。
これは単純な時短につながるだけでなく、気分が安定するようにもなります。
年末の職員室大掃除の時に、自分の机だけ何もしなくて済んだのは快感でした。
頭が疲れにくくなる
身の回りのモノが少なくなると、気を逸らされるモノも少なくなります。
それによって、頭が疲れにくくなります。
生産性が落ちにくくなるので、しょうもないミスがなくなっていきます。
仕事の効率も上がるので、自由な時間はどんどん増えていきます。
nick的には夕方頭痛が起きる頻度が減ったのも、大きなメリットでした。
具体的にどうすればいいのか?
では、モノが多くなりがちな学校現場においてどのようにすれば良いのでしょうか?
具体的に解説していきます。
仕事パソコン1台で完結させる
教材作成や資料作成などは、現代であればパソコン1台で完結させることができます。
ハサミやのり、色とりどりのペンなどは必要ありません。
WordやExcel、Keynoteなどのプレゼンソフトを駆使すれば、文房具はほとんど必要なくなります。
自分のモノを極力減らす
デメリットのところでも話しましたが、学校現場はどうしても外からやってくるモノが多く、元々あるモノが減らしづらい環境にあります。
なので、自分からモノを用意しないようにすることがモノを増やさないコツになります。
ハサミ、のり、定規、ホッチキスなど文房具は自分で用意せず、共用のものを使ってください。
筆記用具も、三色ボールペンが1本あれば十分です。
自分の権限で捨てられるモノは徹底的に捨てる
また、自分の権限で捨てられるものは徹底的に捨ててください。
例えば、朝礼など毎日配られる日報は必要な情報だけ抜き出して捨てしまいましょう。
残しておいても、後日見返すことはありません。
たいていの書類や資料のデータは、学校内のフォルダに保存されているはずです。
紙で残しておかなければならないものは、ごくわずかです。
逆に、残さなければならない重要な書類や、来年も使えそうな資料などは即ファイリングしてしまいましょう。
まとめ
今回の記事をまとめると、次のようになります。
・学校は1度モノが増えると減らしづらい環境である。
・学校にあるもので何とかなるなら、自分で用意しない。
・自分の周囲だけでもモノを減らして、生産性を上げて時間を生み出す。
いざモノを手放そうとすると、なかなか躊躇するものだと思います。
なので、無理をせず「いけそうかも?」と思ったところから実践してみてください。
今回の記事が、新任の教員の方だけでなく全ての教員の方の参考となりましたら幸いです。
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( `Д´)/ジャマタ
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