大人のための音楽鑑賞

サン=サーンス

【死の舞踏】骸骨たちの舞踏会を音楽で描く『死の舞踏』の魅力を徹底解説!【後編】

大人のための音楽鑑賞、「死の舞踏」後編になります。後編となる今回は交響詩についてと、具体的な楽曲解説をしていきます。交響詩とは音楽のジャンルの一つであり、特定の物語や詩的なテーマを音楽的に表現するために作曲された楽曲のことを指します。「死の舞踏」の初演は1875年にパリのシャトレ座にて行われました。しかし初演は失敗に終わってしまいました。
サン=サーンス

【死の舞踏】フランスが産んだ巨匠サン=サーンスが描いた「死の舞踏」とは何なのか?【前編】

今回はサン=サーンス作曲の交響詩「死の舞踏」を2回に分けてわかりやすく解説していきます。前編は「作曲者」と「死の舞踏とはなにか?」について解説します。交響詩「死の舞踏」(Danse Macabre)は、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスによって作曲されたオーケストラ作品になります。「死の舞踏」はフランスの詩人アンリ・カザリスの詩からインスピレーションを得て作曲されました。
シューベルト

【大人のための音楽鑑賞】違いは編曲方法?比較でわかる2つの「野ばら」の違いについて徹底解説!【後編】

シューベルトとヴェルナーの「野ばら」解説、後編になります。後編では2曲を比較して曲想や作曲方法の違いについてわかりやすく解説します。シューベルトとヴェルナーは、音楽史上はロマン派の世代にあたります。ロマン派は19世紀初頭から19世紀末にかけての音楽史上の重要な時期であり、音楽の表現やスタイルに大きな変革をもたらした時期になります。
ヴィヴァルディ

【音楽鑑賞】元音楽教員がすすめる、クラシック音楽初心者がまず初めに聞くべき曲5選【初心者】

今回は、元音楽教員がすすめるクラシック音楽初心者がまず初めに聞くべき曲を5つ紹介いたします。元音楽教員がすすめる、クラシック音楽初心者におすすめの曲は次の5曲です。①ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 ②モーツァルト:交響曲第40番③チャイコフスキー:白鳥の湖 ④ヴァルヴィディ:四季⑤バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
シューベルト

【大人のための音楽鑑賞】どちらがお好き?2つの「野ばら」の違いについて徹底解説!【前編】

今回はシューベルトとヴェルナーの両名が作曲した「野ばら」について、比較しながら2回に分けてわかりやすく解説していきます。「野ばら」は違う作曲家が同じ歌詞を用いて作曲された例として鑑賞教材に取り上げられることの多い楽曲です。前編となる今回は作曲者と作詞者について紹介していきます。
C.オルフ

【大人のための音楽鑑賞】3つのポイントでよりわかる。カルミナ・ブラーナについてわかりやすく解説!

今回はカルミナ・ブラーナという曲についてわかりやすく解説していきます。カルミナ・ブラーナは、ドイツの作曲家カール・オルフが作曲した合唱とオーケストラのための作品です。カルミナ・ブラーナを鑑賞する際のポイントは次の3つになります。①圧倒的な迫力②歌詞の意味③原曲を知る
C.オルフ

【大人のための音楽鑑賞】日本人なら誰もが知っているBGMを作った作曲家、カール・オルフについて解説します。

今回はカール・オルフ作曲の世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」についてわかりやすく解説していきます。カール・オルフ(Carl Orff、1895年 - 1982年)は、20世紀ドイツを代表する作曲家の一人で、オペラやバレエ、器楽曲、合唱曲など、多彩なジャンルの作品を残しました。そのほかにも、子供のための音楽教育に関する業績がよく知られています。
リムスキー=コルサコフ

【大人のための音楽鑑賞】カギは2つのモチーフと主題。名曲「シェエラザード」鑑賞のポイントとは?

大人のための音楽鑑賞、シェエラザードの回です。後編となる今回は「シェエラザード」という作品についての解説と鑑賞のポイントを紹介していきます。「シェエラザード」鑑賞のポイントは大きく3つになります。①ライトモチーフと呼ばれる技法②2つのライトモチーフ③2つの異なる性格の主題 ライトモチーフとは楽曲中において特定の人物や状況などと結びつけられ、繰り返し使われる短い主題や旋律のことをいいます。
リムスキー=コルサコフ

【大人のための音楽鑑賞】海軍と作曲家の2足のわらじ。リムスキー=コルサコフとは何者なのか?わかりやすく解説します。

今回はリムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲『シェエラザード』を、2回に分けてわかりやすく解説していきます。前編となる今回は作曲者であるリムスキー=コルサコフについて解説します。ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ(1844年 - 1908年)はロシアの作曲家です。彼はロシアの西洋音楽発展にとても大きく貢献した人物になります。
M.ファリャ

【大人のための音楽鑑賞】小編成にオススメ?ファリャの「火祭りの踊り」鑑賞のポイントをわかりやすく解説!

大人のための音楽鑑賞、ファリャの「恋は魔術師」の回です。後編となる今回は「火祭りの踊り」についてわかりやすく解説していきます。『恋は魔術師』(El amor brujo)は、スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャが、マルティネス・シエーラの台本により作曲したバレエ音楽になります。中でも曲中の「火祭りの踊り」などは特に有名な曲です。
M.ファリャ

【大人のための音楽鑑賞】情熱の国スペインの作曲家ファリャの、全くはかなくない人生と作品達をわかりやすく解説!!

今回はM.ファリャ作曲、バレエ音楽「恋は魔術師」より『火祭りの踊り』をわかりやすく解説していきます。「恋は魔術師」は近年、小編成吹奏楽やアンサンブルで演奏される機会が多い楽曲です。前編となる今回は、作曲者であるファリャの紹介をしていきます。マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウ(Manuel de Falla y Matheu, 1876年 - 1946年)は、スペイン出身の作曲家です。
中田章

【大人のための中学音楽】これぞプロの仕事!早春賦に見られる新進作曲家のこどもに対する配慮と工夫とは?

大人のための中学音楽、「早春賦」の後編です。今回は早春賦の詳しい楽曲解説をします。早春賦は大正初期に、東京音楽学校(現在の東京藝術大学)で国語を教えていた吉丸一昌が詩を書き,当時同僚だった中田章に作曲を依頼したことによって生まれました。早春賦は校歌の制作のために訪れた吉丸が、長野県大町市から安曇野一帯の早春の情景と春の暖かさを歌った歌詞になります。
中田章

【大人のための中学音楽】若手作家の奇跡のコラボ作品?早春賦の生み出した2人の人物について解説!

今回は中田章作曲、吉丸一昌作詞の「早春賦(そうしゅんふ)」をわかりやすく解説します。前編となる今回は作曲者と作詞者の紹介を行います。中田 章(なかだ あきら、1886年(明治19年) - 1931年(昭和6年))は日本の作曲家兼オルガニストです。東京都出身であった彼は、東京音楽学校(現在の東京藝術大学)の校長を務めていた高嶺秀夫の奨めによって、同校に進学しました。
大人のための音楽鑑賞

【大人のための音楽鑑賞】波の動きはワルツの動き?ワルツから読みとる「浜辺の歌」鑑賞のポイントとは?

成田為三作曲の「浜辺の歌」解説の後編になります。今回は「浜辺の歌」の詳しい解説をします。「浜辺の歌」は歌人、林古渓(はやしこけい)が作詞した『はまべ』という詩に、成田為三が曲をつけた歌曲になります。『はまべ』は、1918年(大正7年)にセノオ楽譜出版社によって『浜辺の歌』と名前を変えて出版されました。
大人のための音楽鑑賞

【大人のための音楽鑑賞】激動の時代を生きた「童謡の父」成田為三の生涯についてわかりやすく解説!

今回は「浜辺の歌」の作曲者である成田為三について解説していきます。成田為三(1893年 - 1945年)は、秋田県出身の作曲家です。成田は童謡雑誌『赤い鳥』の主宰者である鈴木三重吉と交流するようになり、同誌に日本で初の童謡「かなりや」を発表しました。