大人のための音楽鑑賞

大人のための音楽鑑賞

【大人のための中学音楽】母親がわりの姐やへの淡い思い。童謡「赤とんぼ」で描かれた姐やへの思いとは?

大人のための中学音楽、「赤とんぼ」の回になります。2回目の今回は、楽曲をより詳しく解説していきたいと思います。「赤とんぼ」の作曲上の特徴は2つあります。①シンプルな一部形式②5音音階の使用。また、赤とんぼの歌詞を読みとく上で重要なのは、「姐や(ねえや)」の存在です。三木は5歳の時に両親が離婚。母親とは生き別れとなり、祖父の元で子守り奉公の女中(姐や)に面倒を見てもらっていました。
大人のための音楽鑑賞

【大人のための中学音楽】日本初の交響曲を書いたのはセクハラ親父?日本オーケストラの父山田耕筰について解説!

今回から山田耕筰作曲、三木露風作詞の「赤とんぼ」をわかりやすく解説していきます。第1回目となる今回は作曲者と作詞者の紹介をします。山田耕筰(やまだ こうさく、1886年 - 1965年)は、日本の作曲家、指揮者になります。山田は日本初の管弦楽団を造るなど日本において西洋音楽の普及に努めた人物でもあります。
團伊玖磨

【大人のための中学音楽】フレーズと詩の2方向から解説!名曲「花の街」の歌詞の意味と歌い方をわかりやすく解説!

大人のための中学音楽、「花の街」の第2回になります。今回はフレーズと詩の2方向から「花の街」の歌い方を解説していきます。「花の街」は終戦直後の1947年に作曲されました。ですが、この歌が流れた頃、日本の至る所はまだ焼け野原だらけでした。伊玖磨は次のようなクレームの手紙を何通も受け取ったそうです。
團伊玖磨

【大人のための中学音楽】華麗なる一族の末裔?花の街の作曲者、團伊玖磨とその生涯と活躍を詳しく解説!

今回から江間章子作詞、團伊玖磨作曲の「花の街」を解説していきます。こちらの楽曲は中学校音楽の教科書の2・3上に収められている楽曲になります。第1回となる今回は作曲者と作詞者の紹介、解説をしていきます。團伊玖磨(だんいくま 1924年 - 2001年)日本の作曲家です。
中田喜直

【大人のための中学音楽】強弱の変化と歌い方がカギ。夏の思い出を歌うための解釈を元音楽教員が解説!

大人のための中学音楽「夏の思い出」の第2回目です。今回は楽曲の詳しい解説と、歌唱上の解釈についてお話しします。「夏の思い出」を理解する上で押さえておくべきポイントは、次の2つになります。①強弱記号②コード進行 この2つを頭に入れながら、読み進めていってください。
中田喜直

【大人のための中学音楽】復興と平和の象徴。なつかしの「夏の思い出」を解説します!

今回から江間章子作詞、中田喜直作曲の「夏の思い出」を解説していきます。この曲は中学1年生の音楽の授業でよく歌われている曲なので、みなさんも歌った記憶があるのではないでしょうか?第1回目の今回は作曲者と作詞者の紹介、歌の舞台となった「尾瀬」の紹介をしてゆきます。作曲をした中田喜直(なかだ よしなお、1923年 - 2000年)は東京都出身の作曲家です。
大人のための音楽鑑賞

【大人のための中学音楽】「違い」と「しかけ」がポイント!歌詞からわかる滝廉太郎の「花」の解説!

今回は「花」のより詳しい解説をわかりやすく行っていきます。「花」もともとは1900年(明治33年)に発表された瀧廉太郎の歌曲集『四季』の第1曲でありました。曲全体の特徴は大きく2つあります。①男女どちらが歌っても歌いやすい音域②メロディーが単純な繰り返しになっていない
大人のための音楽鑑賞

【大人のための中学音楽】彼の命も花と散る?滝廉太郎の生い立ちと当時の日本をわかりやすく振り返る

今回から滝廉太郎の「花」を、2回に分けてわかりやすく解説していきます。こちらの歌は中学3年生で歌われることの多い歌ですので、皆さんも歌った記憶があるのではないでしょうか?1回目の今回は滝廉太郎の生涯と、当時の日本の情勢を振り返っていきます。滝廉太郎は日本の西洋音楽発展の黎明期における、代表的な音楽家の一人です。
R.シュトラウス

【大人のための音楽鑑賞】2つの旋律と彼のいたずらがポイント?シュトラウスの「ティル」を徹底解説!

R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の解説の2回目です。今回は楽曲の解説をわかりやすく行いたいと思います。この作品は14世紀の北ドイツの伝説の奇人、ティル・オイレンシュピーゲルの物語をオーケストラ化した作品となっています。「ティル」鑑賞のポイントは次の2つになります。
R.シュトラウス

【大人のための音楽鑑賞】どちらが副業?兼業の天才作曲家、リヒャルト・シュトラウスの生涯とは?

nick hosa どうも、nickです。 大人のための音楽鑑賞の回です。 今回からは、次の作品を解説していきます。 今回からリヒャルト・シュトラウス作曲の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」を解説していきます。 この楽曲は、ド...
大人のための音楽鑑賞

【大人のための中学音楽】不協和×不協和=和洋の融合?ノヴェンバー・ステップスのわかりやすい解説!

nick hosa どうも、nickです。 ノヴェンバー・ステップスの解説、2回目になります。 今回はノヴェンバー・ステップス作曲の経緯と鑑賞のポイントを解説していきます。 以前の記事をご覧になられていない方は、下からどうぞ。 ノヴェンバー...
大人のための音楽鑑賞

【大人のための音楽鑑賞】MAD動画があるのは彼のおかげ?武満徹の生涯とその作品をわかりやすく解説!

今回から2回に分けて、武満徹作曲のノヴェンバー・ステップスを解説していきます。この楽曲はよく鑑賞の教材としても使われているため、映像で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?第1回目の今回は、作曲者の生い立ちと作曲された他の曲について解説していきます。
サン=サーンス

【大人のための音楽鑑賞】パクリ?いえ、パロディーです。サン=サーンスの「動物の謝肉祭」鑑賞のコツを解説!

今回は「動物の謝肉祭」の鑑賞のポイントを、わかりやすく解説していきます。「動物の謝肉祭」鑑賞のポイントは、大きく2つになります。 ①変則的な楽器編成 ②他の作曲家のパロディー 「動物の謝肉祭」は金管楽器が一切編成に含まれない、変則的なアンサンブルの編成となっています。
サン=サーンス

【大人のための音楽鑑賞】サン=サーンスはシャレがお好き?彼の生涯と「謝肉祭」について徹底解説!

今回はC.サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」をわかりやすく解説していきます。サン=サーンスの作品はお堅いイメージがあるかもしれません。しかし、今回解説する「動物の謝肉祭」はパロディー的な要素があるため、そこを理解しておくととても鑑賞しやすい楽曲となっています。1回目の今回は、サン=サーンスの紹介と楽曲の背景について解説していきます。
チャイコフスキー

【大人のための中学音楽】これはエンタメ?チャイコフスキーが戦争を描くためにした3つの工夫とは?

チャイコフスキーの序曲「1812」の第2回目になります。今回は、作曲の背景の解説と、その背景を表現するためにチャイコフスキーが行った3つの工夫について解説をしていきます。チャイコフスキーがこの歴史的事実を表現するために行った工夫は、次の3つになります。ロシア正教会の旋律と国歌の引用。教会の鐘を使う。大砲を使う