【共感できるか?】サイコな女と社会の闇、寺尾紗穂が歌う、ちょっとサイコな曲3選!

ポップス
nick hosa
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どうも、nickです。

音楽レビューの回です。

今回は女性シンガーソングライターの寺尾紗穂さんが歌う、ちょっとサイコな曲を3曲紹介します。

アーティストの紹介

寺尾紗穂(てらおさほ)は東京出身の女性シンガーソングライターです。

曲はほとんどを自身が作詞作曲行い、ライブではピアノ弾き語りのスタイルで演奏をしています。

ちなみに彼女は大学院にて修士号取得しており、修士論文が『評伝 川島芳子 – 男装のエトランゼ』という形で出版されております。

また、エッセイストとして多数の書籍を発表もしています。

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寺尾紗穂さんについてはこちらの記事も参考にしてください。

ちょっとサイコな曲3選

今回nickが選んだ曲は次の3曲になります。

・骨壷

・狂女

・はねたハネタ

順に紹介していきます。

骨壷

タイトルからしてヤバそうな雰囲気が漂う「骨壷」という曲。

この歌は、別れた男女の話をß女性側の視点で歌われた歌になります。

あなたの骨壷持ちたかったな」や「あなたを焼く煙浴びたかったな」などの歌詞から、かなりの未練があると思われます。(しかもサイコパス気味?)

このような言葉をJ-POPで聞けるのは珍しいため、なかなか刺激的な内容に聞こえます。

ですが、彼女の声質のおかげでそれほど深刻に聞こえてこないのが不思議です。

nickは男性なのでなかなか理解し難いのですが、女性の方からすると歌詞の内容に共感されるのでしょうか?

狂女

狂女(きょうじょ)というストレートな題名の曲は、その名の通り狂ってしまった女を描いた歌になります。

狂女の意味は次の通りです。

狂女(きょうじょ)〘名〙 発狂した女。また、常軌を逸した女性。

コトバンクより引用

「坊や」や「兵士」、「国にいくさ」などの言葉から、戦国時代あたりの時代設定ではないかと思われます。

この歌で歌われている女には父と夫と子供がいましたが、3人とも死んでしまったそうです。

3人が死んでしまっても女はそのことが受け入れられず、兵士がやってきて家を出るように命じても女はただ笑って3人のことを次のように呟くだけでした。

父さんどこへいったろう

あの人今日も帰りが遅い

坊やよ速く出ておいで

私はここで待っているから

いくさが終わっても、ある林で風が吹くとその呟きが聞こえてくるそうです。

どことなく怪談話の雰囲気がします。

亡くなってしまった家族のことが受け入れられずこのようになってしまう気持ちは、女性の方であれば理解できるのでしょうか?

はねたハネタ

最後に紹介する「はねたハネタ」という歌は、交通事故を歌にするという世にも珍しい歌になります。

現実の地名や「トイレットペーパーが宙に〜」など事故の様子をかなり詳細に描いており、歌詞の内容が非常に生々しいのが特徴です。

また、轢かれてしまった人物が「一文なしのホームレスで、戸籍をとっくの昔に売ってしまった川ちゃん」として描かれております。

この人物設定には社会の闇を感じます。

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ちなみに川ちゃんは、大怪我を負ったものの病院で衣食住の整った環境でしばらく裕福(?)に過ごせたそうです。

これらのことから、この歌は交通事故の歌ではなく、社会の闇を歌った歌であると思われます。


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( `Д´)/ジャマタ

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